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捨てられ聖女は万能チート【キャンピングカー】で快適な一人旅を楽しんでる  作者: 茨木野


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102/105

102.

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。

 新章の幕開けである。

 改めて自己紹介をしておこう。

 わたしの名前は、上高地澄子。元はごく普通のOLをやっていた。


 ある日突然、異世界に召喚された。

 そこまではよくある話だが、わたしに与えられた謎スキル【キャンピングカー】のせいで、速攻で追放されてしまったのだ。

 キャンピングカーってなんだよ、と。


 だが、蓋を開けてみればびっくり。

 文字通り、無敵のチートキャンピングカーを召喚する、とんでもないチートスキルだったのだ! 

 なんだってー! 


 わたしは意思を持つキャンピングカーこと、キャンピーを相棒にした。

 さらに、大食らいの神獣である天狐のテンコ。

 蒼銀竜の幼体であるソーちゃんを仲間に加え、気ままな旅を続けている。


 前回はマデューカス帝国で盛大にやらかした。

 次なる目的地は、西側。

 海だ! れっつらごー! 


 ぶろおおおおおおっ! 


 海岸沿いの一本道を、キャンピーが快調に飛ばしていく。

 窓を開ければ、潮の香りが鼻腔をくすぐる。

 ザパーン、と砕ける波の音が心地よいBGMだ。


 太陽の光が水面に反射して、とてもまぶしい。

 ぱかっ、とフロントのダッシュボードが開いた。

 中には、新品のサングラスが入っていた。


「おー、キャンピー。きみってやつはほんとに準備のいい女ね」

『ぷっぷー♪』


 クラクションがご機嫌に鳴る。

 わたしはサングラスをかけ、ハンドルを握った。


 たまには自動運転を切り、自分で運転するのも悪くない。

 海風を切り裂きながら走るのは、最高の気分だ。


「海鮮はまだですかー!」

「まだー?」


 後部座席から、テンコとソーちゃんが不満げな声を上げた。

 バックミラーを見ると、二匹とも腹を空かせてジタバタしている。


「もうちょっと待って。あと少しで港町に着くから」

「腹が減りました! 馳走を! はやく妾に馳走を寄越すのです!」


 テンコが後部座席でバタバタと暴れている。

 ふさふさの尻尾がフロントガラスにバシバシ当たって邪魔だ。


「馳走って。KAmizonで海鮮を取り寄せることはできるけどさ。せっかく海に来たんだから、本場の海鮮を直接食べたほうがよくない?」

「馳走! いますぐ馳走なのです!」

「ちそー!」


 ソーちゃんまで便乗してキャッキャと騒ぎ始めた。

 両手を上げてバンザイのポーズをしている。

 仕方ない。港町までのつなぎだ。


 わたしはKAmizonの画面を開き、ぽちっと商品を注文する。

 すぐさま段ボールが届き、中から取り出したのは「シーフード味のカップ麺」だ。


 お湯を沸かし、三分待つ。

 熱々の湯気と共に、ジャンクで香ばしい海の香りが車内に広がった。


「ほら、海鮮だぞ。食え」

「ふぅ。このような粗末なもので、我らが満足するとでも……」


 テンコが腕を組み、ツンとそっぽを向く。

 だが、その鼻先はピクピクと動き、視線はカップ麺に釘付けだ。

 喉がゴクリと鳴っているのが丸わかりである。


「いいから前振りは」

「ずずっ! ずぞぞぞぞぞぞっ!」


 あっという間に完食した。

 テンコは目を輝かせ、底に残ったスープまで一滴残らず飲み干している。


「美味!」

「びみー!」

【おしらせ】

※3/1(日)


新作、投稿しました!


ぜひ応援していただけますとうれしいです!

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よろしくお願いいたします!


『【当て馬】妻はもう辞めます 〜自分を殺して尽くしてきた天才錬金術師ですが、前世を思い出したら夫への愛がスッと冷めたので、隣国で気ままに店を開きます〜』


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