第25話 創神の裁き ― 光の彼方
戦いは天上を越え、宇宙の狭間へ。
ユウマとゼルフェウスは“創造の座”そのものを舞台に刃を交える。
世界が壊れるたび、別の世界が生まれる。
破壊と再生のループ。
「これが神の理だ!」
ゼルフェウスの叫びに、ユウマは答える。
「違う――それはただの“逃げ”だ!」
剣が衝突し、宇宙に亀裂が走る。
過去の神々の幻影が現れ、祈りの声を上げる。
『創造は美しき罪。赦されぬ理。』
『我らは己を滅ぼすために、世界を創った。』
ユウマの中で、すべての声が混ざり合う。
神の記憶、ルミエラの涙、人間たちの願い。
そして――彼は悟る。
「創造も破壊も、もう要らない。」
両手を広げ、力を解放する。
「――《第零理式:無限の静寂》!」
すべての光が消え、
音が止まり、
時間が凍る。
ゼルフェウスの動きが止まった。
その目に、初めて“恐れ”が浮かぶ。
「まさか……その力は……」
「創造でも破壊でもない。
“終わりを受け入れる力”だ。」
ユウマの剣が、静かにゼルフェウスを貫いた。
光が砕け、神々の王は崩れ落ちる。
『……それが……真なる創造……か……』
そして世界は、完全な静寂に包まれた。




