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夢見た異世界に本当に転生したら、チートすぎるスキルを授かった件  作者: 海鳴雫


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第24話 神々の戦端 ― 創造の裏切り

光が爆ぜ、神殿が崩壊を始めた。

数百の神兵が空を覆い、ユウマたちはその中心に立つ。


リオンが叫ぶ。

「こいつら、強さが桁違いだ!」

「無理に戦うな、下がれ!」

俺が叫ぶと、エリシアが詠唱を始めた。


「《時の楔よ、因果を縫いとめろ――クロノ・シール》!」

時が止まり、数十体の神兵が動きを止める。


ルミエラが手を掲げる。

「――《神障壁ディヴァイン・シールド》!」

黄金の膜がユウマたちを包み、ゼルフェウスの光槍を防いだ。


だが、その威力は異常だった。

一撃で空間が裂け、神殿が崩落する。


「ルミエラ、逃げろ!」

「いいえ、私は逃げない。」


ルミエラの瞳に光が宿る。

「ユウマ、あの人を止められるのは、あなたしかいない。

 ゼルフェウスは創造の始まり。

 あなたは“創造の終焉”。」


「創造の……終焉?」

ルミエラは頷いた。

「創造は無限じゃない。

 終わらなければ、次は生まれない。

 あなたが持つ“再生”の権能は、神々にとっての死なの。」


俺の胸に、ヴァルドラの声が響く。


『創造の果てを見よ。そこに、神を超える道がある。』


ゼルフェウスが高らかに宣言する。


「ならば見せてみろ、人間。貴様らの“再生”が神を越えるというなら!」


その瞬間、天が裂けた。

炎の輪、雷の柱、氷の嵐。

全ての元素が暴走し、世界が再び形を失っていく。


「これが……再創世か!」

エリシアが悲鳴を上げる。


ゼルフェウスの剣がユウマに迫る。

ルミエラが身を投げ出し――その身が貫かれた。


「――ルミエラッ!」

血が、黄金の床に散る。


女神の身体は光に変わり、ユウマの胸へと吸い込まれていった。


『……ユウマ。これが、私の祈り。

どうか、この循環を……終わらせて。』


涙が止まらなかった。

光が胸で爆ぜ、俺の身体に新たな紋章が刻まれる。

――「神の涙」。


「ゼルフェウス……お前の理は、ここで終わりだ。」

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