プロローグ
小説書くの難過ぎて萎える。何が良くて何が悪いか全くわからん。読者の意見参考にしたいからください。
あと更新は不定期。
小さい頃俺には才能があり、なんでもできると思っていた。
運動や勉強でそれほど努力をせずに結果を残せていたことが原因だろう。
実際は、身体の成長がたまたま早いという一時的なアドバンテージや、学習内容が高度なことではなく明確な差が生じなかったことで自分を天才と勘違いしてしまったと後になってみればそう思う。
無根拠な万能感に満たされ、他人を見下す様な態度をとり、努力を馬鹿にしサボり癖がついた。
その後の人生は下り坂だ。
自分より能力が下と見ていた相手に徐々に追いつかれ、そして抜かされる。
年齢が上がるにつれその間努力した者と、慢心して努力を怠った者の差が段々明らかになった。
十で神童、十五で才子、二十歳過ぎれば只の人まさしくこのことわざの通り。
引っ越しの準備中に古い写真を見て普段しないような人生を振り返ることをしてしまった。
写真には自信に満ち溢れた顔で笑っている自分が写っている。
それに対して謙虚で勤勉という言葉とは真反対な性格だったなと荷物を整理しながら思い出していた。
そうして準備をあらかた終せる。
ひと通り片付いたので休憩を取る。
この先凡人の俺には特に大きな出来事なく、普通に生きて、普通に死ぬ、そうなるだろうと物思いに耽けていた。
春の暖かな陽気に包まれ、眠気に襲われうとうしているところ突然めまいがし意識が遠のいていく。
徐々に心拍数が高くなるのを感じる。
息が苦しくなりうまく呼吸ができない。
力が入らなくなってきた。
気がつくと俺の身体は床に伏していた。
(このまま死ぬのか?)
朦朧とするなか、死への恐怖が込み上げて来た。
(もしかして罰が当たったのかもなぁ。)
分不相応な生き方が祟った、そんな考えが頭に浮かんだ。
(来世があるなら身の程に合った生き・・・・