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5話 天使の翼は自由を求める(2)

葵は公園のベンチにて天を仰ぐように顔を空に向けながら、しばらく叡智の言葉について思い悩んでいた。

先ほどまで眩しいほどの日光が地上を照らしていたが、今は穏やかな光が地上を覆ってい、空の色も薄暗くなっている。

『君はまず、自分のしなければならないことを理解しなきゃいけないんじゃないかい?』という声が頭の中で反響する。(わたしのしなきゃならないこと…。)真っ先に思いつくことはやはり家庭環境だった。確かに辛いことしかない生活ではあるが、そうでもしなければ自分は明日を生きることが出来ない、そういう考えがずっと前からあった。(まぁ…人の言うことにいちいち悩んでたら死んじゃうからね)と割り切り、ベンチから立ち上がり、カバンをもって再び帰路につく。


『報告、目標が移動を開始しました。尾行を行います。』「了解。恐らく自宅だろう、こっちも情報収集に一段落ついた。すぐに向かう。」まるで高級ホテルの一室のような部屋に一人、窓際で男が通信機器で会話を行っていた。その男は机の上にあるスーツケースのようなものを肩に掛け、窓から飛び出し、光の中に消えた。

今回は短編とさせていただきました。

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