第7話『ジョブ』
何か、まじめ入ってきたな。
勇者の旅の目的がわからなくなってきた……。
ここは、最近疲れ気味の魔王が居る城。
族に言う魔王城である。
「クッ、やるな!!」
「チェックメイトです」
魔王は現在、この前召喚した悪魔とチェスで勝負中である。
「そういえば、魔王様」
「なんだ?」
「何をかけて勝負してたんですか?」
「負けたほうが、勇者を倒しにいくのだ」
「ちょ、魔王様!!魔王様は城に残ってください!!ここは私が!!」
「男に二言はねぇえ!!」
※魔物は♂♀です
「……全力で……止めます!!」
内乱発生!!
~~ゆ~しゃж~~
「へぇ、町って広いねぇ~」
「この町は工業国の中ですから、貿易が盛んなんですよ」
「なぁ、あのでかいオノ担いでる男ってなんだ?」
「あれは、戦士のジョブに属する人間ですね」
「ジョブ?」
簡単に説明すると、
神を信仰し、その力を分けてもらうことをジョブといい。
違うジョブごとに祈る神が違い分けてもらえる力が違う。
「と、こういうことです」
「おぉ、じゃあ勇者は?」
「えぇと、勇者の場合は全部を兼ね備えてるといわれています」
何故、こんな説明をしてるんでしょうか?
「……ジョブチェンジとかないの?」
「普通なら無理なんですが、神の祝福を受けることで変えることができるといわれています」
「……難しい話は終わり。襲撃だ!!」
こっちも、内乱?発生!!
~~ま~お~㌍~~
「やるな……」
「魔王様……考え直してください!!」
―――ギュルルルル
どこからか、そんな音が響く。
まぁ、皆さんお分かりの通り―――
「あ、ぐああぁあ!!」
魔王に会心の一撃を与える便秘だ。
「こ、ここ、今回はやめる。王座を!!」
「ま、魔王さまぁあああ!!」
気持ち悪い顔で悪魔は泣き叫んでいたという。
早く、トイレをもってこい!!
まおおぉおおおお!!
自分、便秘の経験はありません。