第9話『勇者と未開の地』
若干内容が汚いです。そこのところご了承せずにお読みください。
暗い暗い山奥の何か明るい魔王城。勿論それは人工的な火によるものだ。
人口的と言っても魔法だ。
「おい、この牛乳賞味期限が切れているぞ!!」
「え? でも……表示はまだ過ぎていませんけど」
「そうか? 何処に表示が書いてある」
「ここですよ」
「……文字は読めん」
「数字ですよこれ」
魔王は沈黙した。
「し、しかし賞味期限は切れているはずなのだ!!」
「飲みました?」
「ああ、飲んだ」
「何処に置いてありました?」
「……そうだな。三日間ぐらい王座の隣に置いておいたか」
「そりゃあ腹を壊すでしょうよ」
「ぬ? 何故我が腹を壊したとわかった! キサマ、さては記憶を読み取り勇者側へ情報を与えるスパ……ゲティだっけ? まあそんな感じのやつだな!!」
「ち、違います!!」
「あがいても無駄よ。すでにキサマの死刑は決まっている!!」
魔王の手から放たれる黒い閃光。
そう、オマエはすでに死んでいる。
「フッハッハッハッハ、と……笑ったら腹が……おい、誰か! 薬を……」
魔王の周りには誰も居なかった。
~ 勇←→車 ~
「こ、これは!!」
「どうしました勇者様!!」
「いや、ただのスクール水着だ。気にするな」
「え? 何ですスクール水着って?」
「……知らないのか?」
「ええ」
「この水着の良さを知らないだとぉぉぉ!!」
「ひぃぃぃぃ!! 脳が! 脳がぁぁぁぁぁ」
魔王様ぁぁぁぁぁ!!
「そうだな、説明しよう」
「お、落ち着いてくれたようで助かります」
「いや、説明は面倒だ」
「面倒!?」
「美香、ちょっとこっちへ来てくれ。そして着てくれ」
「え? 何――殴り飛ばすぜ青空の果てまでッ!!」
「おおおい!!」
「巻き添えーーーー!!」
ああ、この青空は僕達を出迎えて――
グシュリ
な、何の音だろう。
「……す、スイカ畑?」
「そうみたいですね」
ああ、勇者様の思考が手に取るようにわかる。
「スイカ畑にスクール水着……新たなる世界だ」
「それ以上!?」
勇者男は変態です。
~ 魔王子 ~
「ちなみに魔王子ではなく魔王子だ! ……どっちにしても違うわ!!」
魔王はキレた。
「さて黄金の地トイレを目指し出発するか。毎回これやっている――」
腹に手を当てる魔王! 何か様子がおかしいぞ!!
ギュルルルルルルル!!
「こ、ここに来て腹痛だと!?」
今まで抑えれていたのに突然の腹痛! 魔王……死す。
「この程度で死んでたまるかぁぁぁぁ!!」
なんと魔王、根性で立ち上がり黄金の地と呼ばれるトイレへ入った!!
汚いのでトイレ内での描写はやめときます。
「我のう○こが汚いだと!? 確かに汚い!」
宣言した。
魔王「能無しめが!!」