ダンジョン攻略 3
私とオリビアは試練のダンジョン1階を歩いていた。
試練のダンジョン1階は普通の洞窟みたいな一本道になっていた。
ダンジョンは基本的に異空間と繋がっているとされていてダンジョンの広さは階層によりバラバラだったりする、そして階層事にエリアボスがいて、エリアボスを倒すと次の階層に行けるという仕組みになっている。
『2階に行くと雰囲気も変わるの?』
『試練のダンジョンは多分だけど、階層事に全く違う雰囲気になると思うよ。天然のダンジョンとかはダンジョンボスの性質によりダンジョンの仕様が変化したりするからあまり階層事に変わらなかったりするかな。』
『それにしても敵が弱いね。』
『まあ、1階だからね。階層が増える度に難易度が上がっていくから気を付けた方が良いかな。』
先ほどから1階の敵はコウモリばかりだったが、オリビアにかかれば瞬殺されるレベルで弱かった。
『そしたら早く次の階層に行きたいな。』
『まあ、最初だしゆっくりいこう。 1階ではあまり無いけど、ダンジョン内にはトラップとかあるから慎重に進む癖をつけた方が良いかな。』
『でもまた今度来た時もゆっくり進むの?』
『いや、エリアボスさえ倒せれば攻略情報が記録されて、次回からは来なくて良くなるよ。だから急ぐ必要はないよ。』
『分かった! あっ、変な敵が出てきた。』
『あっ、スライムが出てきたね。 ダンジョンには定番のモンスターなんだけど、オリビアとは相性が悪いかもしれないな。』
ダンジョン内のモンスターにはダンジョンにしかいない特別な種族がいくつかあるのだが、スライム族もダンジョン限定だが、沢山出てくる定番モンスターである。
『私と相性が悪い?』
『うん、ほとんどのスライム族に共通している特性として、攻撃は弱いんだけど打たれ強いって点なんだよ。だからスライムを倒すには魔法か魔法剣、それに近い攻撃が必要になるんだよ。 それじゃあ、試しにスライムへ攻撃してみて。』
『分かった。』
オリビアは変化した私を振り上げ、スライムに叩きつける。
ポヨン……
やはりスライムはオリビアの攻撃を受けてもぽよぽよとバウンドするだけでダメージを受けた感じはしなかった。
『えい! やあ!』
ポヨン……
ポヨン……
やはりオリビアの通常攻撃では厳しいかな。
『現状のオリビアが使えるスキルの中でスライムに有効なのは魔導斬くらいかな。』
『魔導斬なら倒せるの?』
『うん、魔導斬も物理攻撃っぽいけど、魔法剣に近いから倒す事が出来るよ。でもダンジョンボスクラスならまたしも、雑魚スライムに魔導斬はオーバーキルな気がするんだよね。』
『ならどうする?』
『選択肢としてダンジョン攻略には時間がかかるけど全スライムを魔導斬で倒していくか、スライムは無視してフロアボスまで突っ切るかだね。オリビアが成長するって意味なら魔導斬の練習がてら全スライムを倒すのも有りかもしれないね。』
今のオリビアは魔導斬を発動するまでに数秒の意識集中が必要で、戦闘中の数秒は雑魚なら良いが強敵に対しては致命的で使い物にならない。
『なら全て倒す!』
オリビアは全スライムを倒す事に決めたのだった。




