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ダンジョン攻略 2

 オリビアは冒険者ゾディアに変身して冒険者組合に来ていた。


 本来なら冒険者組合には行かずに直接ダンジョンへ行くつもりだったのだけど、街の外へ行くには危険エリアに入らないという誓約書を書かないといけない決まりになっていると入口の門兵に言われたからだった。


「街の外で危険なエリアはこの範囲になります。」


 冒険者組合の受付お兄さんが地図を使い教えてくれたのは、ダンジョンとは逆方向ではあるがかなりの広範囲に丸い印がついていた。


「このエリアに入らなければ良いの?」


「そうですね基本的にはこの範囲には入らないでください、範囲外でも危険がないとは限らないので、なるべく近寄らないで下さい。」


「わかった、それで誰が戦闘していたかわかってるの?」


「そこまでの情報は知らされていないので分かりませんが魔法による戦闘みたいですから魔物ではないのはわかります。我々としてはほぼ魔族が関わっているとは思いますが、誰が魔族と争っていたかは不明です。」


「そうなんだ。」


 その後、オリビアは誓約書を書き、冒険者組合を後にした。


『誰が魔族と争ってるんだろうね。』


『うーん、誰だろうね。普通に考えたら魔族と争うのは勇者達だろうけど、それだと冒険者組合などに情報を隠す意味はないと思うんだよね……。 あとは魔導師……いや、現代に魔導師はいないみたいだから違うか。』


『魔導師って現代にいないのかな?』


『図書館や冒険者組合の資料には魔導師に関する情報は全く無かったから歴史の中で滅びた可能性が高いと思うよ。』


『魔導師がいないとゾディアは寂しい?』


『いや、私は魔導師だった記憶はあるけど、他の魔導師たちと関わっていた記憶はほとんどないから寂しくはないかな。』


『そうなんだ。魔導を普及させたいとかは?』


『それも無いかな。私がオリビアに魔導を教えようとしたのは単純に覚えられるなら覚えておいた方が役に立つからで、別に魔導を広めたいって考えはないよ。』


 昔の私がなにを考えていたかは分からないけど、今の私はオリビアがやりたい事をサポートしてあげる位しかないんだよね。


 街の外へ出てから10分位移動したら小さな集落みたいな場所に到着した。


「ようこそ試練のダンジョンへ、冒険者の方ですか?」


「うん、冒険者。 ここがダンジョンの入口なの?」


 小さな集落の入口には小さな小屋があり、その小屋から女性が出てきて話をかけてきた。


 試練のダンジョンって事はやっぱり女神が作った勇者を育てるダンジョンだろう。


「はい、ここはダンジョン攻略に最低限必要とされる設備を用意した小さな村になります。」


 なるほど、ダンジョン攻略を連日する人には便利なのかもしれないな。


 まあ、オリビアは日帰りしか無理だから必要のない施設かもしれない。

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