表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

67/84

ダンジョン攻略

 オリビアが入学してから数週間が経ち、学院生活も大分慣れてきていた。


 学院に入って一番良かったと思うのは、オリビアに女友達が出来たことだろう。


 同じ年の友達ならガブエルくんもいたのだけど、やはり複数の女友達が集まると話が弾むのか、オリビアが笑顔で話す機会が増えていた。


『学院生活は楽しい?』


『うん、楽しいよ。 でも……』


『でも?』


『もっと強くなる為の修行がやりたいかな。』


『ああ、確かに最近は学院生活に集中していたからね。』


 学院に入学してからは学院生活に支障を出さないために深夜の外出はしないようにしていたので、魔力を高めるトレーニングしかしていなかった。


 学院生活にも慣れてきた事だし、そろそろあそこに行っても良い時期に来たかもしれない。


『そろそろダンジョン攻略に行ってみる?』


『えっ、いいの!?』


『うん、ただし学院生活には影響が出ない範囲にするからね。まあ、ダンジョン自体がどんな感じかは直接見ないと分からないけどね。』


『凄い楽しみ!』


 昔のダンジョンには種類があって、勇者を育てる為に作られた女神のダンジョン、一番多い自然発生した天然のダンジョン、魔王が勇者を倒すために作った魔王のダンジョン、素材などが大量に取れるように調整された環境の精霊が作ったダンジョンなど、いくつかあったけど種類によってかなり難易度が変わった気がする。


 記憶は微かにしかないけど、魔導師たちを一網打尽にするために作られた女神と魔神の合作ダンジョンなどもあった気がする。


 この街の冒険者組合が管理しているダンジョンだから女神のダンジョンという可能性は高めいかもしれない。


 まあ、女神のダンジョン以外を人族が管理するのは単純にリスクが高過ぎるきがした。


 魔王のダンジョンは中の魔族次第で難易度がどんどん高くなる上に、勇者に挑戦させたいが為に周辺の土地に悪い影響をだしたりする。


 天然のダンジョンは周囲の魔力を奪い尽くして育っていき、ある程度成長したら魔物などを大量排出させてしまう性質がある。


 精霊が作るダンジョンは危険は無いが、あまり人族や魔族などが出入りしてしまうと精霊がストレスの為にダンジョンが腐ってしまうことがあった気がする。


「何か良いことがあったんですか?」


 オリビアが振り向くとローラさんが声をかけてくれていた。


「うん! やりたいことが出来るようになるかもしれないからね。」


「それは良かったですね。」


「ローラさんは顔色が悪くない?」


「分かりますか? 最近、お兄様の事が心配であまり眠れないのです。」


「お兄様?」


 ローラさんのお兄様ってランクス王子の事かな?


「はい、現在街から少し離れた場所で大規模な戦闘痕があったのを知りませんか? お兄様が率いる騎士団が調査しているみたいなのですが、戦闘痕からかなり危険な魔法の使い手が近くに潜んでいるかもしれないと思うと眠れないのです。」


「そんな事があったんだね。」


 オリビアが学院に入ってからは街の外へほとんど行ってなかったけど、そんな事になっていたのか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ