表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

63/84

クレア

 オリビアは恥ずかしいという理由で授業中に逃げてしまったクレアさんを見つけて話をしていた。


「私は光の巫女なんて呼ばれているんですが、実は回復魔法なんて使えないんです。しかも出来る事は神様の声を一方的に聞くだけなんです。だから、褒められるのが恥ずかしいんです。」


「でも、みんなは回復魔法のエキスパートって言ってたよ?」


「……それは、私を育ててくれている神父の報告を教会の偉い人の勘違いした結果で、実際は魔力量が凄いから将来的に回復魔法のエキスパートになれるかもしれないというものなんです。」


「そうなんだ?」


 私の記憶では教会なんてものは無かったけど、私が死んだ後に出来た組織かなにかなのかな。しかし、そんな勘違いをする人が教会のお偉いさんで大丈夫なのかな?


「みんな、私が回復魔法も使えない無能だと知ったらと思うと怖くて……」


「気にしなくていいんじゃない? 私も魔法は使えないし。」


「確かにオリビアさんは魔法が使えないみたいですけど、それ以外が凄いじゃないですか。頭も良いし身体能力も高いし。」


「魔法の代わりに勉強と身体能力のトレーニングを頑張ってるからね。」


「そんなに頑張ってるんですか?」


「うん、毎日大体10時間は勉強かトレーニングをしてるかな。」


「じゅ、10時間!? す、凄い……、私の努力なんてまだまだだったのかも。」


 オリビアは無意識で魔力操作を体内で行っていて、魔力量の増加や魔力操作による身体能力強化をしているから、本当は1日にやっているトレーニングは寝ている時以外の時間だから10時間以上だったりするけど、それは秘密にしておくかな。


 最近のオリビアは寝なくても体力的なものは回復してしまうから、脳を休ませる為に寝るみたいな感じだったので、寝る時間も実は少ないんだよね。


「でも、クレアさんは魔法が使えるんじゃないの? さっき、魔法計測テストをしていたし。」


「あっ、はい。魔法と言っても補助魔法だけなんです。オリビアさんには効果がなかったけど、さっきの見えなくなるのも補助魔法なんです。」


「そうなんだ、魔法が使えるなんて凄いね。」


「いえ、でも所詮は補助魔法ですから、補助魔法しか使えないのは光の巫女としては失格です。」


 あの姿を隠す魔法は付与魔法だと思われるけど、あそこまで姿を隠せるレベルの付与魔法を使えるのは才能が無いと出来ないと思う。


『クレアさんの付与魔法は才能が無いと出来ないレベルだったよ。将来は凄い付与魔法師になれるんじゃないかな。』


『凄いんだね。』


「クレアさんの付与魔法は凄いみたいだよ。回復魔法が使えなくても付与魔法を練習したら?」


「付与魔法ってなんですか?」


 あれ?


 現代に付与魔法って無いのかな?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ