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魔法計測テスト 3

 魔法計測テストはオリビアが破壊した魔力計測水晶の代わりをエサーナ先生が取りに行ってるので、それまで待機になっていた。


「オリビアさんの魔力は規格外みたいね……」


「あ、レムさん?」


 みんな先生を待っている時間が長かったので、知っている人同士で話していたのだが、誰とも話していなかったオリビアにレムさんが話かけてくれていた。


「アレスくんの魔法強度を見た時は、やっと1番がとれるって思ったけど、オリビアさんの水晶破壊を見たら勝てる気がしなくなったわ。」


「レムさんは魔法計測テストに自信があったの?」


「ええ、私の魔法強度は320位はありますから、アレスくんより強い人がいなければ勝てると思っていたわよ。」


「へ~、魔法計測テストをやったことあるんだ。」


「バーン家は魔法の名門なのだから魔法計測水晶は家にあるわよ。それでも水晶を破壊した人は初めて見ましたけどね。お祖父様の最高強度で1230だったらしいけど、破壊されたって事は……」


「でも私は魔法が使えないから、魔力だけ高くてもね。」


「それを聞いて思ったのだけど、オリビアさんが魔法を使えないのは教わり方じゃないのかしら?」


「ちゃんと詠唱も覚えたよ。」

 

「そうなの? なら属性の適正があってないのでは?」


「属性も大丈夫。」


 オリビアは全属性対応だから大丈夫なはずだ。


「普通なら魔力があって適正のある詠唱も出来れば魔法が発動する筈なのだけど……何故かしら?」


「オリビアさんにはその詠唱があってないのかもしれないね。」


 レムさんと話をしていたらアレスくんも話に参加してきた。


 アレスくんは豊富な知識があるみたいだから、オリビアの謎も分かるのかな?


「詠唱に種類があるの?」


「あまり多くはないけど、信仰している神様次第って感じかな。僕みたいな勇者は女神信仰とか人族は精霊神信仰、魔族なら魔神信仰とかね。他にもいろいろあるんだけど、オリビアさんの詠唱は精霊神かな?」


「詠唱の中に精霊って出てくる。」


「なら精霊神の詠唱だね。通常はそれで魔法が発動する筈だけど、稀に別の神様を信仰している場合に魔法が発動しない場合があるみたいだよ。」


 魔法に信仰が関係するのか?


 魔法に信仰が必要なんて初めて聞いたけど、それはいつからなのだろう?


 転生前にはそんな信仰の話を聞いた事も無かった筈だけど……。


「私は何を信仰すればいいのかな?」


「人族ですから、精霊神で良いんじゃないですか?」


「精霊って見たこと無いから、難しそう。」


「精霊を見たことある人はほとんどいないと思いますよ? もしかしてオリビアさんは精霊がいないと思っていないですか?」


「どうかな? 分からないかな……。」


「オリビアさんが魔法を使えない理由はそれかもしれないですね。」


 アレスくんの話が本当なら、私も魔法を使えない筈だけど……


 なら私が昔から魔導を使えるのはなんでだろう?

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