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クローディア

 エサーナ先生が次の測定器械を準備している間にオリビアに話しかけて来てくれたクローディアさんと話をしていた。


「食堂って美味しいものがいっぱいある?」


「うーん、美味しいかどうかは分からないけど、いろいろなメニューはありますよ。オススメはベリーソースのアップルパイです。アップルパイの甘さとベリーの酸味が合わさって私は好きですよ。」


「食べたい……」


「なら学院が終わったら一緒に食堂へ行きませんか? 夜のオープン前に行ければ昼に出していたメニューなら普通にご馳走出来ますよ。」


「行きたい!」


 最近、オリビアは食欲が凄くて、特に甘いものが大好きだったりする。


 しかも食べる量は成人男性の数倍は食べている気がするが、全く太る気配はない。


 もしかしたら成長速度が早い代償でとてつもなく燃費が悪いのかもしれない……


「次の測定準備が出来ましたので皆さん集まって下さい!」


 やっと次の測定準備が出来たみたいだ。


 今回の準備は何故か時間がかかっていたけど、何故だろう?


 見た感じは小さな箱とサングラスみたいなものが線で繋がった魔法具だった。


 先ほどの球投げもそうだけど、現代人は不思議な魔法具を作り出していて、どんな魔法具なのか楽しみだったりした。


 昔は魔法具といえば殺傷力のある武器や防具、結界などが大半で、戦闘に使わない魔法具はほとんどが生活用だった気がする。


「これからやる測定は反射神経を測定するテストです。これはサングラスと手袋などをつけて見るだけでいい簡単な測定で、身体能力計測はこれで終わりになります。」


 エサーナ先生の説明ではサングラス内に映像が流れてくるので、その映像を目で追うことにより反射神経が分かるようになるらしい。


『これは確実に手加減が出来ないパターンだね。』


『無理して反応しないとか?』


『いや、もうさっきの球投げでオリビアが凄い事はばれてるから、今回は普通に受ければ良いよ。』


『分かった。』


 要はオリビアの本気がばれなければいいのだ。


 子供のうちから子供の勇者並みに凄いってなっても、危険視される程ではないだろう。


 私の場合は手加減をしていても、他人から見たら凶悪な魔導使いだったのかもしれない。


 それにオリビアには他の人より圧倒的に劣っている能力があるからちょうど良いのかも……


 1番最初のアレスくんはエサーナ先生の説明を受けながら椅子に座り、サングラスと手袋を付ける。


 周りからしたらどんな映像が映っているのか分からないがアレスくんの測定は3分位で終わった。


「アレスくんの反射神経は59です。これはかなりの数値で、既に冒険者としてもやっていけるレベルです。」


 流石は勇者だけあって全てにおいて好成績だった。

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