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身体能力計測テスト 2

 オリビア達は身体能力計測テストのひとつである50m走を計測し始めたのだが、いきなりアレスくんがとんでもない記録を出してみんなをびっくりさせる事となっていた。


「えっ、4秒26……? 高ランクの騎士や冒険者並みの記録が……」


「すげぇ……」

「勇者ってすごい……」

「格好いいし、頭良いし、運動能力も高い……って完璧?」


 しかし、みんながびっくりしているなか、オリビアだけが違う反応をしていた。


『そんなに速かった?』


『みんながびっくりする位だからきっとすごい記録なんだよ。』


『じゃあ、あれより早く走らない方が良いのかな?』


『そうだね。アレスくんより少し遅い5秒台が無難な速さかもね。 今のオリビアが全力で走ったらとんでもない記録になっちゃうだろうしね。』


 オリビアは身体能力もすごいけど、体力が更にすごいので仮に1500m位なら失速せずに加速し続けるだろうと思う。


『ちょっと出来るか分からないけど、5秒位を目指すね。』


『なんからもう少し遅くても良いけどね……』


「次はオリビアさん走って下さい!」


「はい」


『やり過ぎないようにね?』


 勇者の結果より良かったら確実に目立つからなぁ。


 まあ、目立つのは良いかもしれないけど、勇者よりも目立てば後々面倒事に巻き込まれる可能性が非常に高いので、偽装中のオリビアならば良いけど今のオリビアは普通の子供だと思われた方が良いだろう。


『大丈夫』


 エサーナ先生の合図を聞きオリビアが走りだしたが、いつもの加速は無くぎこちない走り方になっていた。


 ああ、これは手加減の仕方を失敗したパターンだな……


 見るからに違和感のある走りで、見る人によっては手加減をしてるのがばれるだろう。


 結局、オリビアのタイムは8秒くらいになったのだが、勇者のタイムが凄すぎた為にオリビアの走りを気にしているクラスメイトはいなかった。


 ひとりを除いては……


『上手く走れなかった』


『まあ、仕方ないかな。それにほとんどのクラスメイトは気がついてないよ。』


 それから数人が走ったのだが、アレスくんとの記録に数秒の差があり、アレスの速さが異常というのがよくわかる結果になっていた。


「次は俺だな! 俺はアレスの記録を抜いてやるぜ!」


 次の走るクラスメイトはオリビアと同年代とは思えない程の体格をした男の子がアレスくんの記録を抜いてやると笑っていた。


『確か、あの子が槍の名門ドラス家のステイルくんだね。アレスくんより速く走るというだけあって身体能力は高そうだね。』


『アレスより速いかな?』


『身体能力はアレスくんより高いかもしれないけど、スピードに関してはどうだろう? アレスくんは閃光の勇者って名乗る位だから、アレスくんの方が速いんじゃないかな。』


 これでアレスくんがスピードで負けてしまうなら閃光でも何でもない。

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