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エサーナ 2

「今日から本格的に授業をやりますが、みなさんに伝えておく事があります。うちの学院は年に3回、クラス対抗戦をやるのですが私は負けるのが凄く嫌いですのでうちのクラスは必勝でいきます! 特にアットンのクラスには絶対に負けたくありませんのでみなさんはそのつもりで!」


「「……」」


 さっきまでおっとりしていたエサーナ先生が突然性格が変わったのでクラスメイト全員びっくりしていた。


 というかアットンって誰だろう?


「ですからみなさんは今日から気合いを入れて勉強してください!」


「先生~! もしクラス対抗戦で負けたらどうなるんですか?」


「負けるなんて選択肢はありませんが、もし仮に負ける事があれば……次のクラス対抗戦には確実に勝てるレベルになるまで地獄の勉強が待っていると思って下さい」


「えっと、クラス対抗戦って何をするんですか?」


「クラス対抗戦は学力・体力・魔法のテスト3種目による合計点を競います。学力は筆記テスト、体力は身体能力計測テスト、魔法は魔法計測による実戦テストをやります。 筆記テストは毎回難易度が上がっていきますが、体力と魔法のテストはずっと同じことをしますのでサボっていなければ点数が下がることはありません」


「私はまだ魔法を習っていないんですが、そんな簡単に取得出来るんですか?」


「魔法計測器は最低限の魔法を使えれば大丈夫です。魔法計測器は魔法の完成度を計測するものですから単純な威力をみるものではありません」


「学力に自信が無いです!」


「大丈夫です、私が担任したクラスは負けたことがありません。その代わり言われた宿題は必ずこなしてください。まずはみなさんの中には既に魔法が使えたり勉強を習っている人がいると思いますので、授業スピードをいくつかのグループに別けるので実力テストをいきなりやっちゃいます!」


「「えっ!?」」


 いきなり実力テストをやると言い出したエサーナ先生はテスト用紙をどこからか取り出して、配り出した。


 実力テストと聞き、ほとんどのクラスメイトは戸惑っていた。


「最初は学力テストをやりますからわかるところだけ書いてくださいね」


『この問題って……』


『最近見たばかりの問題が多いね』


『ってかほとんどが冒険者組合で受けたテスト内容なんだけど、難しすぎないかな……』


『これくらい出来るのか当たり前なのかな?』


『いや、これはオリビア位の年齢には無理じゃないかな?』


 オリビアはある程度だが私が勉強を教えているからテストをやっても大丈夫かもしれないけど、私が教えてなかったらオリビアもほとんど勉強もせずに、この実力テストをしたら答えられる問題は無いだろう。


 たぶん、それくらいには難しい問題だと私は思っていた。

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