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冒険者登録 3

 冒険者登録の実技テストが終わり?受付カウンターで青年が戻って来るのを待っていた。


「お待たせしました! 本当にヤマト組合長を倒してしまったのですね! 組合長を医務室に連れていくので遅れました」


 青年の話を聞いた数人の冒険者がざわめきだした。


「あんなに可愛い子が組合長を倒したのか?」

「あまりに可愛いから手加減して負けたんじゃないのか?」

「いや、組合長は負けることを極端に嫌うから初心者相手でも手加減はしないぞ」

「俺の冒険者登録時もぼこぼこにされたな……」

「じゃあ組合最強を倒したって事は、あの子がこれからの最強なのか」

「あの組合長よりは華があって良いな」

「「それは言えてる」」


 それ以降も冒険者たちは酒を飲みながら組合長の愚痴止まらなくなっていた。


 どうもあのおじさんは相当強かったみたいだけど、性格の問題で冒険者たちからは好かれてはいないようだ。


「私の冒険者登録は?」


「えっと、本来は組合長が決めるのですが、気絶してるから……、結果は明日では駄目ですか?」


「……出来れば早く知りたい」


「うーん、まあ、筆記も問題ないし実技も組合長に勝てるレベルだから問題ないかな。よし、僕の権限でゾディアさんを冒険者と認定しましょう!」


「やったぁ!」


 オリビアは冒険者と認定されて凄く可愛い笑顔をして喜んでいた。


「これからゾディアさんにはヤマト組合長に勝ったルーキー冒険者としての活躍を期待していますね。」


 その後、青年から冒険者の簡単な説明を受けたのだけど、昔の冒険者組合みたいに強さや実績によるランク分けをされている訳ではなく、冒険者は皆平等に依頼票を受ける事が出来るみたいだ。


 その代わり依頼票自体にランクがあり、難易度が高い依頼を受けるのは自己責任で失敗して亡くなっても冒険者組合は助けてくれないらしい。


「依頼達成率と依頼達成履歴を記録した冒険者カードを発行します」


「これは何に使うの?」


「依頼を受ける時や依頼達成報告時に提出してもらいます。あと冒険者カードは失くさないようにしてください。これがないと再発行するまで依頼は受けられなかったりします」


「分かった」


「今から依頼を受けますか?」


「今日は帰る」


 そろそろオリビアは帰らないといけない時間だからな。


「分かりました。依頼を受ける時は依頼票を受付カウンターに持って来てください」


「ダンジョン探索は?」


「いきなりダンジョンに行きたいのですか? 低層ダンジョンでも高難易度に設定されているのであまりオススメはしませんが……ゾディアさんなら大丈夫かな。ダンジョン探索は冒険者カードさえあれば入れるのですが、入るときはダンジョン入口付近の受付で申請して下さい」


「分かった」


 冒険者の仕組みも昔とは随分と変わったなとしみじみと思うのだった。

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