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入学 2

 オリビアはお母さんと別れて指定されたクラスの席に座っていた。


 グランザリア第2学院は5年生で1学年に4クラスもあり、ガブエルくんとは違うクラスだった。


 1クラスが大体20人位かな?


 ちなみにオリビアのいるクラスはAクラスだった。


「集まりましたね。私はAクラスを担当する事になった、エサーナです。まず、みんなには自己紹介をしてもらおうかしら」


 オリビアの担当は20代位の若い女性で、ちょっとおっとりした感じの人だ。


『自己紹介ってなにするの?』


『ん? オリビアがアピールしたい事を言えばいいんだよ』


『……分かった!』


 名前順みたいだからオリビアは3番目かな。


「まずは僕からですね。僕の名前はアルス、閃光の勇者です。仲良くして下さい。」


 勇者と聞くとクラスのみんなが「おお~」と歓声が響いた。


『勇者!?』


 何でこんな学院に勇者が入学してくるんだ?


 勇者は異世界からの転移者になるからほとんどが16歳以上だった気がするんだけど……


 それに勇者の名前は基本的にタチバナ・マサル、タナカ・タロウ、スズキ・マサヒロとか変わった名前が多い筈なんだけど。


『勇者ってゾディアに攻撃してきた敵?』


『理由が分からず前世では襲ってきたから撃退していたけど、今の時代の勇者がどんな感じか分からないから敵とは限らないかな。とりあえずゾディアって名前は出さない方が良いかな。』


 私も念のために他人から分かりやすい魔導の使用は極力控えよう。


『分かった。』


『何で勇者が入学してきたのかは分からないけど、オリビアに襲ってくることは無いだろうからね』

 

 アルスくんの次の女子はイデアさんで、静かな雰囲気の子だった。


 そして、次はオリビアの番だな。


「私はオリビア。将来は最強の冒険者になりたい。よろしく」


 オリビアの簡潔な自己紹介が終わると、男子達が可愛いとか冒険者目指そうかなとか、いろいろ呟いているのが私には聞こえてきた。


 オリビア本人には自覚が無いけど、やっぱり男子達から見たらオリビアは可愛いらしい。


 お父さんがオリビアに悪い虫が群がったら全員殺すってガチ目な殺気を出していた時があったから、将来的にオリビアが更に綺麗になったら血の海を見そうだ。


 それからクラスメイトの自己紹介は普通に進み、終わってみたらかなり訳ありっぽいメンバーが沢山いた。


 まずはレムとレイという双子の姉妹で、このふたりは魔力量が子供とは思えないほど高く、ガブエルくんと比較したら10倍以上はありそうだった。


 そしてお姫様オーラの凄いローラ・グラス。


 名前からして確実にランクスさんの妹だろう。ちょっと身体が弱そうだけど、もしかしてランクスさんが温泉に入れたい人がいるって言っていたのは、ローラさんの事ではないだろうか。


 コミュニケーションがあまり得意ではないオリビアがクラスメイト達と仲良く出来るか心配だな。

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