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温泉施設 2

 私とオリビアはランクスさん達と会った3日後に、また温泉に来ていた。


 もし、まだランクスさん達が来ているのなら帰ろうと考えていたけど、今日は居ないみたいだからオリビアと初温泉を楽しんでいた。


 子供のオリビアと魔導書である私には温泉の回復効果は意味があまりないけど、リラックス目的でのんびりと温泉に入っていた。


『本当なら景色の良い場所で温泉に入りたかったなぁ』


『星が綺麗だよ!』


『確かに街から少し離れてるから星がハッキリと見えるね』


『あの星に行けるのかな?』


『うーん、ちょっと難しいかな。 あの星があるのはかなりの距離があるし、人が生きられない宇宙空間を通過しないといけないんだよ』


『ゾディアは詳しいね』


『まあ、前世の時にチャレンジしたからね』


『へ~、それで星までは行けたの?』


『いや、全然だよ。 ほとんど知られてなかったけど、宇宙空間には特殊な魔物がいっぱいいてね。 倒せるけど数が多すぎて断念したよ』


 宇宙空間には魔力が無くて、魔力とは違う謎の力が充満していて、宇宙空間の魔物達は謎の力を使ってきて厄介だったな……

 

『いつかゾディアとチャレンジしたいね!』


『そうだね』


 オリビアが大人になったら宇宙空間に行けるマジックアイテムを開発するのも面白いかもしれない。


 まあ、その辺はオリビアが大人になってから考えれば良いかな。




 数日後……


 ガブエルと街の公園で遊んでいると、他の子供と来ている主婦達が気になる話をしていた。


「街にランクス王子とアイン姫が来ているらしいわよ」


「それって公表されてないわよね?」


「そうなのよ。でも王子達を見たって言う人がいっぱいいるらしいわよ」


「そう言えばアイン姫って人前には出ない姫よね?」


「そうね。逆に双子のカイン王子はよく王都で見るらしいけど、アイン姫は病弱って噂よ」

 

「本当にアイン姫が病弱なら、なんでグランザリアに来たのかしら?」


「そうよね……」


 うん、やっぱりランクスさんって王子だったのか。


 しかも病を治したい人はアイン姫って人なのだろう。


 こうなってくると遭遇しないためにも残念だけど、あまり温泉に行かない方が良いかもしれないな。


 王族にオリビアの強さがバレたら、後々面倒事が増えそうな気がする。


「オリビアは学院の話を親から聞いたか?」


「うん、聞いた。ガブエルと同じ第2学院みたいだよ。」


「よっしゃあ!」


 ガブエルくんはオリビアと同じ学院と聞いて、もの凄く喜んでいた。


「どうしたの?」


 ガブエルくんの喜びに対してオリビアはガブエルくんにあまり特別な感情は無さそうだった。


 ……ガブエルくんが報われる日は来るのだろうか。

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