表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

19/84

魔導合成技

 オリビアは私の予想通り、異常な魔力反応のある場所で反転宝玉を発見していた。


『あれを破壊すれば良いの?』


『うん、あれは周囲の魔力を吸収して瘴気に変換するマジックアイテムなんだよ。 創る過程で瘴気が必要になるから犯人はほぼ魔族が関与している』


 これを破壊するにはある一定以上の魔法攻撃力が必要になるので、私はオリビアにスキル外のオリジナル技である魔導合成技を教える事にした。


 これは前世の私でも魔力がギリギリの神殺魔導の時だけ使う秘技みたいなものだった。


 原理は簡単で他人の魔法や魔導を自分の魔導に合成して放つだけである。


 しかし、その他人の魔法を自分魔導と合成するのがとてつもなく難しい。


 失敗すれば無防備で魔法をもろに食らってしまうのだ。


 その代わり、使役した大量の魔法生物に任意の魔法撃たせれば自分の保有している魔力量以上の魔法が使える超便利な技である。


 前世では1000体の魔法生物を用意して、理由も分からず襲ってきた魔神達や女神達を大量に殺すのに初めて使ったなぁ。


 ちなみに今のオリビアでは魔導合成技を完璧に制御して放つのは不可能ではあるが、反転宝玉位なら不完全な魔導斬でも破壊出来るだろう。


 この魔導合成技の欠点は合成する方は斬撃でも良いのだが、他人の方は魔法もしくは魔導でないと成功しないので、私が魔導を発動してオリビアが合成後に魔導斬として攻撃しなくてはいけないのだ。


 もしオリビアが魔導を使えれば、私が合成した魔導を発動出来るので確実だったのだが……、それを言っても仕方の無いことだろう。


『まずオリビアは私の魔力を受け入れて、そして体内でオリビアの魔力と合成するイメージを作ってくれるかな?』


 本来は属性のある魔導を使った方が威力が高くて良いのだが、今回は属性の無い魔力弾を合成する事にした。


『分かった!』


 うぐぐっと唸りながらオリビアは私の魔力と本人の魔力を合わせるイメージをしていた。


『発動さえしてしまえば後は斬りつけるだけだよ!』


 一応、不完全な魔導斬でも威力はかなり落ちるが発動はするので、オリビアでも出来るはずだ。


『やあっ!』


 カキン!


『もう一度!』


 魔導斬は発動せず、たた反転宝玉を斬りつけただけになってしまった……


『うぐぐっ、やあっ!』


 カキン!


『私と一緒に攻撃するイメージで。』


『ゾディアと一緒に……』


 おっ、集中力が上がってきた?


 カキン!


『さっきよりも良くなって来てるよ!』


 カキン!


 カキン!


 カキン!


 あっ、成功しそう!


 ズバッシュ!


『あっ、出来た!』


『成功したね!』


 ギリギリ反転宝玉はオリビアの放った魔導斬により真っ二つになり砂のように消えていった……


 一番難易度の低い魔導斬を完成度2割位ではあるが、5歳で発動出来たのだから練習をこれからしていけば物理の効かない強敵が来てもなんとかなるかもしれない。


『さて、今日は帰ろうか。』


『うん! 明日もやる?』


『いや、連日だとオリビアの睡眠時間がなくなるから、1週間に1回かな。』


『そっか。』


『だけど毎日の魔力消費や勉強の他にも魔導斬の練習もやるから忙しいよ?』


『頑張るから大丈夫!』


 自然治癒と精神耐性【極】のせいなのか、最近のオリビアは疲れてる姿を見たことないな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ