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魔物の異常発生 2

 私を装備したオリビアは外に出る為の門を目指し街中を歩いていた。


『初めて自由に歩いてるけど、キラキラして楽しいね!』


『確かに大きな街だけあって夜中なのに明るいね。 その代わり酔っぱらいも多いけどね。 酔っぱらいに絡まれる前に街を出ちゃおうか。』


「綺麗なおねえさん~、俺達と遊ばないか~?」


「ん?」


「名前は何て言うんだ~?」


「オリビア。」


 いったそばから絡まれてしまった。


『オリビア、相手は酔っぱらいだし真面に相手しなくて良いよ。』


 話しかけてきた男たちは装備も高そうな3人の若者だった。


「俺達は最近有名になってきた冒険者で白い牙って言うんだ~、お金はたくさんあるからどうだ?」


「私は急いでるから……」


 オリビアは俺達を避けて歩こうとしたら3人が進路を塞ぐ形で立ちはだかる。


「ちょっとぐらい良いじゃないか。 おねえさんも鎧からして冒険者だろ?」


「違う。」


「そんな格好で冒険者じゃないのか? さてはこれから冒険者にでもなるのか?」


「いつかは冒険者になる……」


「なら俺達が冒険者について教えてやるよ、お酒を飲みながらな!」


 男の一人がオリビアの腕を掴んだ瞬間、オリビアは男を投げ飛ばしてしまった。


「あっ……」


『オリビア、走って逃げよう! 問題になると面倒だ。』


『うん……』


「てめえ何しやがるんだ!」


「優しくしてれば舐めやがって!」


 オリビアは急加速して走り出し、あっという間に男たちは見えないくらい離れてしまった。


『ちょ、オリビア! 街中ではスピードを出しすぎないで! 目立っちゃうよ!』


『えっ? ごめんなさい……』


『いや、オリビアが謝らなくても良いよ。 悪いのは強引な男たちなんだしね。 ただ今後はもっと穏便にいけたら良いかな。』


『どうすれば良かったか分からなくて。』


『まあ、何事も経験だよ。 どうぜ偽装してるんだし、気にしなくて良いよ。』


『分かった。』


『あと、名前はオリビアって名乗らない方が良いかな。』


『何て名乗ればいいの?』


『そうだなぁ、ゾディアってどう? どうせ現代には私の名前を知っている人なんていないし、馴染みのある名前の方が覚えやすいでしょ。』


『私がゾディアって名乗っていいの?』


『ん? オリビアなら全然良いよ。』


『嬉しい!』


『そう? オリビアがそんなに喜んでくれるなら私も嬉しいよ。』


 さっきの落ち込みかなくなって笑顔になってきて良かった。


『さあ、気を取り直して街の外に行こうか。』


『うん!』


 それからは絡まれる事もなく無事に外に出る門まで到着する事が出来た。


『さてと、透明になる魔導をかけるよ。』


『透明ってなに?』


『ああ、透明になると相手からオリビアの姿が見えなくなるんだよ。』


『私が消えちゃうの?』


『見えなくなるだけだよ。 複数の属性の融合なんだけど……、難しいからいつか教えるよ。 とりあえず、門の兵士にはオリビアの姿が見えなくなるから素通り出来ると思えば良いよ。』


『分かった!』

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