表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この日常が終わるとき  作者: 青汁
1/1

プロローグ

はじめまして、青汁と申します。

人生ではじめての執筆になります。正直まだ何を書きたいのか定まっていませんし文才もありません。

拙い作品になるとは思いますが暇潰し程度に流し読みしていただければ幸いです。



どこまでも暗い闇の中、ただ一つの道が見える。曲がり角もカーブも登り道もない平坦で真っ直ぐな道が見える。


俺はただひたすら歩き続ける。


誰が敷いたのかわからないこの道を俺の人生だと飲み込んで。


この道には何もない。道端の草も、石ころも。


何がこの道を作っているのかもわからない。石畳なのか、アスファルトなのか、それとも誰かの意思なのか、俺の意思なのか。


「つまらない」「退屈だ」そんなありきたりの言葉すらもう俺は考えることができなくなってしまった。


退屈を紛らわす為に小石を蹴ることも、道端の雑草を引き抜くことも出来ない。


「ボーッと歩いて何かにつまづいて転ぶ」その程度のイレギュラーさえ起きない世界。


俺はそんな道をずっと歩いている。もう長い年月をこうしてこの道を歩いている。


されど何も変わらない。


俺は気がついたときから今までずっとこうしている。それでも何も変わらない。


今日も俺はこうして歩いている。今日も何も変わらないと思いながら。


なにかが光ったような気がした。驚いた俺はそこを見た。


しかし俺の目には何も映っていなかった。


「このつまらない毎日に飽きた俺の頭がどうにかしたんだ。」


そう思って前を向き直し、また歩き始めた。


チカッ………チカッ……………


「気にするな、どうせただの勘違いだ。」そう思いながら少し足早に歩き続けた。


……チカッ…………………チカッ……………………………カッッッ!!!


光が溢れた。退屈に痺れを切らしてイカれた頭が見せた幻なんかじゃない、目映いほどの光が暗かったはずの空に溢れた。


俺は驚くことも忘れ、思わず見開いてしまった目でそれを見つめていた。


溢れた光はゆっくりと収まっていった。時間をかけて少しずつ。


最後に一筋の光が俺を照らした。


この暗い一本の道しかなかった世界が唐突に終わりを告げた。

今回はプロローグということで第1章のあらすじを抽象的に著してみました。今後は書き上げ次第の投稿となりますがどうぞお付き合いください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ