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お話をしよう!

授業も終わり、刹那教室を出ていく。

外の雨はやみ、雨上がり独特の草木のにおいがする。

千葉駅あたりでも言って暇つぶしでもしようかと考えていると背後から声がする。

どうやら誰かを遊びにさそっているようだ。

リア充どもめ・・・と、振り返ることなくわざとらしくあしおとを立て校門へと向かう。

千葉駅周辺でも行ってラーメン食って帰ろうかと思っていると、かたをガバっとつかまれた。

・・・そんなにおこなの?リア充短期すぎるでしょ。

恐る恐る振り返ると、そこには美少女が立っていた。

着崩した制服に、超短いスカート。いかにもリア充。

モテ期来たか?ボディタッチとかしてきたし・・・\\

「なんで無視するの!?さっきから呼んでるんだけど・・・怒っちゃった?」

「え、あの、無視してないです。よばばれたって気づかなくて」

「さっきから呼んでたよ!・・・えっと、同じクラスだよね?このあとカラオケいくけど行く?」

「いや、ちょっと用事あるので・・・」

「そっか~残念。じゃあまた誘うね!」

そう言うと美少女は過ぎ去って行った。

なんとか断れた・・・

というのも、中学時代にも1度この手の誘いを受け、行ってみたがもう散々。知り合いいないし、誘ってくれた人は他の奴とはなしてるしで結局みじめなだけだった・・・

というか誰。同じクラス?そんな奴いたか?

ふと思い返してみると、クラスで名前を憶えてる奴なんて近くの席の人間程度だった。

まぁ効率優先で無駄なことを憶えてないだけだしね。うんうん。

しかし、俺のようなぼっちを遊びに誘ってくれるのだから恐らくクラス委員とかそんな感じだろう。

だが、わかっていないな。ぼっちを誘うなんて新手のいじめだぞ。


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休日。それは休む日と書く。

俺もその言葉に反さぬように家から出ず、アニメをみながら棒状のチョコがついた菓子を食べていた。

こういう菓子はついリズミカルに食べたくなってしまう。

OPの音に合わせ美しい音色を奏でていると、自室のドアが叩かれた。

おれはその音が聞こえた刹那、パソコンを閉じベッドへとダイブした。その間約1秒。熟練の技である。

ドアが勢いよく開けられると、そこには姉が立っていた。

「手伝ってくれ!」

嫌な予感しかしない・・・

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