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思い出そう!

どうやら先方はこちらに気が付いていないようだ。

ここは話しかけるイベなのだろうが、DTにそんな度胸はありましゃえん!

ということで、こちらも気が付かぬふりをし、駅のホームを歩いていく。

さて、同じ高校ということはここから行く道も同じはず...

さすがにそんな状況耐えられないとです。ということで遠回りして通学することに。

遠回りといっても1分差(google調べ)。

大差ないので構わないのだが、なんだろう。この敗北感...

二つの道がまじわるところで遭遇する可能性もあったが、無事に学校までたどり着くことができた。


学校まで着くと、一人ですたすたと階段を上る。教室に近づくほど喧騒は増し、それと共にいらだちも増していく。そんな会話することあんの?なんなの?自動返信機能でも搭載しちゃってんの?ハイテクすぎでしょ。

教室にはいると数名がこちらをむき、誰かを確認すると残念そうに元のほうへと顔をもどし、会話を再開した。ごめんね。

俺の席はちょうどクラスの中心部にあるためまるで俺を避けるかのように周りでは会話が行われている。

盗み聞きも楽しいのだが、今日は別のことをすることにする。

Q.なぜ俺は彼女を知っていたのか。

これについてだ。俺には友達と呼べるような人はいない。なんならボールが友達まである。ないね。

さて、考えられる事としては

1.周りの人の会話を聞いたから(盗み聞き)

2.前世の記憶的な?

3.幼い頃に友達だったとか。


以上の案ぐらいしか浮かばない。

ということで消去法的に1が正解となる。


ではなぜ彼女は会話の話題になるのだろう?

つまり彼女は有名人なのだ。そう思い今までの会話の内容を思い出してみたが、すべてが「称賛」、もしくは「嫉妬」。そのようなものばかりだった。

俺の狭い情報網のなかだけでの話なので一概にすべて正しいとは言えないが、彼女はなんでも出来ちゃう完璧系な人物なのだろう。

では、前のあれはなんだったのだろうか。本音?いやしかし、そんな礼儀正しそうな人がそんなこというわけ...

考えてもきりがないと思い、カバンの中からラノベを取り出し読書にふける。

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