女性からの依頼。 担当は?
[コラコラ そんな言葉使ってはいけませんねぇ]
「あ! 社長!」
「新田君お客さんですよ」
「え! 客!!」
「ご依頼は!?」
「報酬はビールでお願いします」
「え? あ はい」
女性は突然現れた新田とゆうきが女性ではないことに驚きが隠せない。
〔ただいま帰りました~〕
女性が困惑している中、また登場人物が増えた。
[お帰りなさいサブロー君]
〔あ 社長 お疲れっす~〕
〔いや~ 今日も警察に職務質問されました~〕
〔くっ そんなに俺が怪しいか! クソ~〕
「うるさいぞサブロー! ビールが! ・・・・お客さんだ」
「静かにしろ!!」
〔客? おっと!〕
サブローは依頼人が女性とわかり、態度が変わった。
〔ご依頼はなんでしょう?〕
〔担当は私、鈴木 三郎 鈴木三郎がお伺いたします!!〕
〔さぁ! こちらへ!〕
サブローが強引に依頼人をソファーへと誘導した。
「いや待て! ビール!!」
〔ビール? ビールなら俺が奢るからこの依頼は俺が担当していいだろ?〕
サブローはビール代を新田に手渡した。
「よし! いいだろ!」
「では!」
新田はビール代を握りしめて事務所から飛び出した。
「え! え!」
女性はなにがなんだかわからないまま担当者が変わった。
〔ではではご依頼はなんでしょう?〕
「え! はい」
「えーっと えーっと」
女性は戸惑いながらも自分がどうしてこの探偵事務所に来たのかを語った。
「実は・・・・ ス ストーカーが」
〔ストーカー?〕
〔ストーカーに付きまとわれているんですね?〕
「そ そうです」
女性はストーカーに迷惑しているようで、ストーカーについて詳しくサブローに伝えた。
〔そうですかぁ~〕
〔ではでは私がボディーガードを!〕
〔仕事場・出勤の道・そして家の中まで!〕
「お願いできますか!」
〔え? えー 大丈夫です!!〕
サブローは冗談で言ったつもりが、ボディーガードの依頼が来たことに驚いたがラッキーと思ったサブロー。
〔じゃあ早速今日から!〕
「あ いえ 明日からで大丈夫です」
〔明日から?〕
「はい 明日から」
〔ではでは明日から!〕
明日からのボディーガード依頼が決まり、女性が帰ろうとした時に新田がまた大声をあげて帰って来た。
「うわ~~~~~~~~」
「バカサブロー! これ小銭じゃないくて、パチ屋のコインじゃねぇーか!」
〔バレた(笑)えへ!〕
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