逮捕
《警察官の福田は悲鳴が聞こえた場所に向かった》
悲鳴が聞こえた場所は依頼人の女性の家の近くから聞こえてきた。
悲鳴が聞こえた場所は公園だった。
『サブロー?!』
そこにはサブローが立っていた呆然と。
『大丈夫か? なにがあった?』
警察官の福田が駆け寄った。
〔福田さん・・・・ 俺・・・〕
サブローは呆然と立っている。一カ所不審なところを除けば。
『サブロー! お前!』
『その手に持っている物はなんだ・・・・・』
サブローの手には血に染まったナイフを持っていた。
そしてサブローの数メートル先に倒れている男性がいた。
『おい! どういうことだ』
警察官の福田はすぐに状況を確認した。
ストーカーを追いかけて争いになり、殺害。
『サブロー・・・・ さすがに殺害はしないと思っていたよ・・・・・』
サブロー逮捕
『お前を逮捕するいいな』
警察官としてサブローに手錠をかけ、応援を呼んだ。
倒れている男性ももう亡くなっていた。
〔・・・・・・〕
サブローは抜け殻のようになっている。
『お前の依頼人の女性とこの男性は関係があるのか?』
〔・・・・・・〕
本人も今の状況を明確には理解してないようだ。
『・・・・あーちょっと来い!』
警察官の応援が到着して現場を頼み、サブローを連れて依頼の女性の家へ向かった。
《依頼の女性の自宅前》
「え? なんで捕まっているの!?」
新田は驚いた。
サブローは多くの冤罪に撒き込まれているが、手錠をされたサブローを見るのは初めてだった。
〔助けてくれよ~ 新田~〕
〔俺なにもやってないんだって~〕
殺人現場から依頼の家までにサブローは冷静になり、ことの重大さを理解していた。
「いやいや でも逮捕されてるじゃん」
『現場に向かったら被害者とサブローが凶器を持って立っていたんだ』
「凶器?」
「え? 本当にお前が!!」
〔だから違うんだって! 気がついたらこうなっていたんだって~〕
『詳しいことは署で聞く』
『それで被害者の身元確認のためにここへ戻ってきたんだ』
『依頼人の女性と関係があるかを確認したい』
「あ・・・ あのー」
ドア越しの会話にドアのカギを開けて依頼の女性が顔を出した。
『あ すみません 私警察官の福田と申します』
『ストーカー被害にあわれているとかで』
『ちょっと確認して欲しいことがあるのですが』
『こちらきてもらえますか?』
警察官の福田は依頼の女性に被害者の身元確認をしてもらうことにした。
《現場の公園》
「この人です」
依頼人は女性をストーカーしている男性が公園で亡くなった人物で間違いはない。
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