依頼人の安否
けれどいくら探してもサブローの姿はなかった。
『ダメサブローが見つかない』
『依頼の女性が心配だ』
『まずは依頼の女性に事情を説明して家の中に入れてもらおう』
「そうだな」
「急ごう」
〔うお~〕
悲鳴が聞こえた。
[待って!]
今度は福田と新田をゆうきが引き止めた。
[今の声サブローよ]
「本当か?」
[うん・・・・たぶん]
『悲鳴が聞こえたなら事件性があるかもしれない』
『ここは私が行こう』
『そちらはまかせた!』
ゆうきの前だからどこかカッコつけている福田は悲鳴が聞こえた場所へ向かい、新田とゆうきは依頼の女性に向かうことにした。
《依頼人の女性の家》
新田とゆうきが依頼人の女性の家のドアを叩いた。
「すみません~ 無事ですか~」
新田が女性の安否をドア越しに確認した。
「・・・・・あれ?」
どこか軽い気持ちで安否確認をしたところ応答がないことに新田は焦った。
[ちょっとどいて!]
[すみません! 探偵事務所の者です]
[ほら! 探偵事務所であなたを睨んだ]
「え? 睨んだの?」
「なんで?」
[それは今いいから!]
[すみません! 居たら返事してください]
「だ・・・ 大丈夫です・・・・」
依頼人の女性がドア越しで答えた。
女性のような声がドア越しに聞こえたからか、事務所でゆうきに睨まれた事実をドア越しの人物が知っていたからなのか、ドア越しに依頼人の女性は返事をした。
[無事でよかった]
[ドアのカギを開けてもらえますか?]
「でもサブローさんが誰が来ても開けちゃダメって」
[大丈夫だから開けてくれますか?]
「でも・・・・」
依頼人の女性が戸惑った。
たぶんドア越しにいるのは人物は探偵事務所で会った人物かもしれないが、違うかもしれないという思いもあった。
[大丈夫! ドア開けて]
[てか! ささと開けなさいよ!]
「おいおい」
「怖いよ ゆうき」
[でもドアを開けてくれないと]
「困ったねぇ~」
「ゆうき お前はココで待機。俺サブローみつけてくるから」
新田がサブローを探そうとした時。
〔助けて~ 新田~〕
サブローが現れた。警察官の福田と共に。
サブローの手に手錠という物を装着しながら。
「え? なんで?」
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