とある双子の物語
あるところに仲の良い双子がいました
姉は真紅、弟は蒼太
この双子は似ているとかではないのですが、常に一緒に行動していました
その理由は秘密です
そんな双子の生活を少し覗いてみましょう
「おはよう、蒼太!」と姉の真紅は言います「おはよう、真紅」
「今日もいい天気だな!んー、サッカー日和だぜ!」
「真紅はサッカー出来ないだろう?それに夕方には雨が降るし」
「いいんだよ、俺はサッカー出来なくてもそばで見守る事や選手に指示できてれば!」
「真紅らしい理由だね…」
「んじゃ、俺はそろそろ行くわ。なぁんで、学校遠い所になっちまったんだろう?」
「真紅がロクに勉強しないでサッカーばっかりしてたからじゃない?」
「うっ…それは言わないでくれ…」
「はいはい。僕は真紅のせいで遅刻しそうだから早く大学行ってきて」
「行ってきまーす」
こうして二人は別れました
夕方になって
「ふぇー、濡れた濡れた」
とびしょびしょになった真紅が帰ってきました
「真紅!?大丈夫?」
と蒼太は心配そうに言う
「ん?あぁ?平気だって!」
「全く、僕の言うこと信じないから…」
「でも、天気予報晴れだったし」
「はぁ……そんなものの方が僕より信頼性があるっていうの?」
「悪いって!俺も蒼太の方が信頼性が高いの分かってたけど…」
「じゃあ、これからは?」
「蒼太のこと信じるよ」
「ありがとう、真紅。愛してるよ」
「俺もだぜ、蒼太」
「真紅から離れられないね、僕」
「俺も蒼太いないと無理かも。蒼太のおかげで助けられてるもんだし」
「そう?僕はただ真紅に起きる事や、友達に起きる事を当ててるだけだよ」
「それが助けになってるんだよ」
と双子はお互いがお互いに依存してました
誤字は見逃してやって下さい