赤ずきんちゃん
「おばあさまが風邪をひいてしまったわ。カロナールと抗生剤とトラネキサムとあとこの薬を届けてあげて頂戴。おばあさまの家の近くには小児科しかなくて…あそこ森だからWi-Fiもつながらないからオンライン診断も受けられないのよ。」
「なんでお母さんが行かないの?子供一人で外出したら危ないし、もし長引いて夜11時から4時に変えることになったら、ルール違反だわ。」
「そうね。でも、今はまだ朝の6時よ。おばあちゃんちまで30分くらいで突くのだから平気よ。それとgpsを持ってって頂戴ね。ジーピーエスはWi-Fiがなくても利用できるから非常に有能よ。」
「でも正確な位置がわからなくなるじゃん。gpsも一応Wi-Fiのおかげで精度が高くなってるんでしょ?でもつべこべ言ってる時間が無駄だと思うから私行ってるねお母さん。」
「いってらっしゃい。そして私がいけない理由を言えばよかったわね。それは…会社の上司からの呼び出しなのよ。もしこれが出世に関する話だとしたら生活が豊かになるから…。そして上司の命令は絶対だもの。」
「生活が豊かになりたいけど自らの危険はおかしたくないわ。ばいばい。」
「なんてクソガキに育ったの赤ずきん」
「あら森ってこんなに暗いのね。そして小学1年生の一人外出はお勧めしないと専門家も言っていたのにどうして私は外出したのかしら。赤ずきんは赤色だから熱を吸いやすくて暑いわ。蒸し暑い。どうせならしろずきんとかにしてほしいわ。白色は一番熱を吸収しない色だから。でも、黒じゃないだけましかな。」
オオカミが追い始める
「何か人影が見えたような気がするけれど昨日せいだと思うわ。けどしんぱいだからラインでお母さんに知らせておこう…え?ここもうWi-Fiの圏外なの?あらためて人工衛星とWi-Fiの安心感が懐かしくて少し泣けてくるわ。」
オオカミがさらに近づく。
「やっぱり不審者の出没情報は絶えないわね。昨日のニュースでも見たわ。でもこの場所での不審者情報は知らないから要注意だと思う…でもちょっと獣臭い…?洗濯の香り強すぎるひと…?」
オオカミがもっと近づく
「はぁー。もうそんなのほっといて早くおばあちゃんちに行かなきゃ…。あっやば!目的地行っちゃったわ。不審者の前で何たる失態…どうせ誰の孫だとかわからないんだろうからいいか。」
おおかみ
「ぐるるーぐるぐる(知っちゃったぞ知っちゃったぞこの生意気な小娘の行き場所。そこで待ち伏せしてがぶりだ。Wi-Fiのある所で森の中の周辺の建物検索してよかったぜ。そしたら一軒家が出てきて、一人の老人が住んでるらしいし、これはぴったりじゃないか?)」
バババ ババ バババン
「なに?銃声?銃を持っているおっさんがいるわ!」
「おじさーん。違法おじさん!銃刀法違反に対する罰則は、以下のように分類されます:
拳銃の無許可所持: 1年以上10年以下の懲役。
猟銃の無許可所持: 5年以下の懲役または100万円以下の罰金。
刃物の携帯: 2年以下の懲役または30万円以下の罰金。
鉄砲や刀剣類の無許可所持: 3年以下の懲役または50万円以下の罰金。
模造刀の所持: 20万円以下の罰金という思い罰則があるから気を付けて頂戴たぶんあなたがこれらの罪で当てはまるのは、拳銃の無許可所持か猟銃のッ無許可所持だと思うわ!」
「チッ鋭い少女だぜ。だが無許可ってことはばらさないでほしいね。」
「…あなたは何を撃ってたの?打った生物によっては2年以下の懲役または200万円以下の罰金が科せられるのよ?」
「オオカミだ。最近この森によく出てくるんだ。この森で仕事をしている俺や俺の中たちにとっては迷惑でな。だから撃退しようとして銃を持ってんだ。」
「でも倒していいという特例が出されていないで倒してしまうと罰金や懲役が科せられるわ。」
「お前さんさっきから法律うんぬんかんぬんの話バッカだな。お前は用事があるんだろ?さっさと行ってくれ。」
「わかったわ。けどオオカミ倒した罪はみとめて自首してほしいわ。」
こんこんこん
「おばあちゃん。こんにちわ。カロナールとトラネキサムと、抗生剤もろもろの薬を持ってきたわ。注意してほしいのはカロナール。カロナールは必ず6時間おきに飲んでね。抗生剤は説明書に書いてあることをよく読んでから飲まないと危険だわ。でもそれだけ効くのよ。しかもカロナールは発熱頭痛のどの痛みにまで聞く風邪の時の優秀な薬なの。だからしっかり飲むのよ。それとそれと、しっかりご飯などを食べた後に飲んでね。それじゃあ私はもう行くわ。」
「もっと近くに来ておくれ…お前の顔が見たい。」
「なによ。そんなに風邪がつらいからって私にうつしたいの?いくらおばあちゃんでも拒否するわ。え?おばあちゃんどおしてそんなに耳がでかいの?ギネス記録だわ!」
「それはお前の声をよく聞くためだよ」
「おばあちゃん熱でおかしくなっちゃったの?でもどうして目もでかいのかしら。こちらもギネス記録いけるかもしれない…。でも眼球の飛び出ぐわいのギネスは1.88センチくらいだったから無理そうね。でもどおしてそんなに口が大きいの?これも病気のせいかしら。」
「お前をよく見るためさ。」
「それはお前を食べるためさ!」
ガブリ
「きゃあぁぁぁぁっぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「生意気なガキの悲鳴が聞こえやがった。やばい!今は手持ちWi-Fiで仲間と通信しているが、オオカミ特別警報が発令されてるんだ!いそげ!」
「リーダ!俺たちも集合しました。いくら生意気なガキとはいえ、オオカミに襲われているとなると、我々正義のオオカミ爆戦隊としておうせんしなければなりませんね!心が厚く燃えます!」
「ごりマッスル…よっしお前ら行くぞ!」
どんどんドン
「ドアを開けろーーーーーーー!開けないということは壊してもいい!ぶち抜け!」
「オオカミが寝ている?おなかが膨れているぞ!?まさかもう手遅れだったのか?!」
「いや大丈夫だ!まずヘッドしょっどで倒してそこから救出する。」
ガオおおおおーーーー
「(来たか人間ども!いくら最新の兵器だろうがこの地上の支配者ともいえる狼様には勝てるはずない!)」
「いけ!ヘッドしょっど!」
バン!
見事なヘッドしょっど。
「ナイス!よっし早速クソガキの救出だ。てかこのか老人の家じゃなかったっけ?」
「手紙が置いてあるぞ?これは…」
《手紙》
私は体調が悪くなったので病院に行きたいと思います。
昨日近くに成人や老人の診断もできるという診断所ができました。
非常に喜ばしいことです。
アキ・カズン
「はっ!違法銃所持おじさん!?助けてくれたの!?」
「あぁそうだぜ。だがお前のおばあさんは診断所に行ったそうだぞ…?」
「って近くに診断所なんかない!おばあさんは罠にはまったんだ!診断所の位置に行くぞ!オオカミに遭遇するに違いない!」
「そっそんな。でっでもこれでオオカミは人間を襲うので処理する口々ができました。今回のは正当防衛でした。でも…おばあちゃんは助けたいけど、罪に問われるのも嫌です。」
「それでも助けたいものは助ける。それが俺たち正義のオオカミ爆戦なんだ☆」
「その感じは少し著作権のうんぬんかんぬんに触れ始めますが少々なので大丈夫です。」
「泣けよ!」
これからも、ずっと、私は、オオカミ爆戦隊はオオカミと薬と罠と戦い続けるのだ。