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(原案)バツライフ  作者: The kid 王
第二部:
37/58

EP2〜「黒のレガリア」〜

 「おまたせしました」

 テスカか少し遅れてやって来た。

 「よし、全員集まったな。これから今回の作戦内容を言う」

 「ちょっといいですか?」

 「なんだ、テスカ?」

 「今回「黒のレガリア」を盗むってことはジュースから聞いたんですけど。警察の本庁にあるっていう情報は誰情報なんですか?」

 「……あーそういえばお前たちには言って無かったっけ」

 「はい」

 「………最寄りの「ナイト駅」にホームレスが沢山居るだろ、あの中にはなそういう系の情報を売り買いしてる人が居るんだ。前回の「マネネ」もその人の情報だ、信憑性はある」

 「へーそうなんですか」

 「あぁ、じゃあ本題に入るぞ。まず結構日は来月の第一金曜日、この日は隣街で人間族の王のパレードがあるから警察官が警備につく。その日は本庁が手薄になるはずだ、テスカは今まで通り車で待機しておいていつでも出れるようにしておいてくれ」

 「わかりました」

 「クレンは車の中で本庁のサーバーをハッキングして無力化してくれ。そしてジュースと俺で本庁の捜索だ」

 「やってやりやしょう、先輩」

 「あぁ」

 

 当日。

 「よし、案の定警察はどんどん隣街に向かってってますね」

 「クレン、あとどんくらいだ?」

 「あとは監視カメラの映像を差し替えるだけね」

 「わかった。テスカあれあるか?」

 「あれってなんですか?」

 「スタンガン」

 「スタンガンなら良いのがありますよ」

 「じゃあ2つ貸してくれ」

 「はい…………でもステイさんなら必要ないんじゃないですか?」

 「まぁな、でもできる限り殺したくないだろ」

 「………………そうですよね」

 テスカからスタンガンを2つ受け取った。

 「ジュースも何かあったらこれ使え」

 「俺いりませんって」

 「いいから一応持っとけ」

 「はーい」

 ターン

 クレンがエンターキーを力強く叩いた。

 「ステイ!できたわ」

 「ありがとクレン。よし、ジュース行くぞ」

 「しゃあ、じゃあもう変身しちゃいますね」

 「おう」

 ジュースはゴーレムである、ゴーレムの中でも異端で骨格から声帯、毛穴まで瞬時に形勢できるのだ。

 「こんな感じ大丈夫ですか?」

 「おう、よく出来てると思うぞ」

 ジュースが変身したのはこの世界警察の署長である。

 「じゃあ行きますか」

 「おう」

 俺とジュースは車から出て本庁に向かった。

 

 「最近は地下鉄が増えてモグラが使えないんだよな」

 「なんすか、モグラって?」

 「魔法で穴掘って地下から侵入すること」

 「じゃあどうやって侵入するんです?」

 「まぁクレンが監視カメラハックしてるから人目の無い裏から行くか」

 俺らは少し歩き人目の無い場所まで来た。

 「ここら辺かな………よいしょっ」

 俺は本庁を囲む壁を乗り越えた。

 「先輩、俺そんなジャンプ力無いっす」

 「じゃあ魔法でこの壁壊せば」

 「えー、魔力足りなくなりますって。先輩壊して下さい」

 「シッ」

 俺は壁をぶち壊した。

 「さっすが先輩」

 「一応直しておくか」

 土魔法で壁を作った。少し違和感があるが今はこれで良いだろう。

 「先輩、鍵かかってます」

 「こんなん別に…………」

 バゴッ

 俺はドアノブを引っこ抜いた。

 「これでいいだろ」

 「人居たらどうしたんすか」

 「その時の為のスタンガンだろ」

 「先輩って結構大胆ですよね」

 「そうか?」

 「はい」

 本庁の中は静かだった。

 「ジュース、今のお前ならここを彷徨いても怪しまれることは無いからちょっとここの構造とか「黒のレガリア」についてちょっと調べてきてくれ」

 「了解っす」

 「俺は隠れてるから」

 俺は近くにあった物置に入った。


 コンコンッ

 「先輩、俺です。ジュースです」

 ジュースが戻って来た。

 「大体わかったか?」

 「はい、やっぱ「黒のレガリア」は地下に厳重に保管されてるそうです」

 「案内してくれ」

 「こっちっす」

 俺はジュースと一緒に地下に向かった。


 保管庫に向かう途中に警備員などの姿は無くスムーズに保管庫の入り口まで来てしまった。入り口には指紋と顔認証システムがあった。

 「ジュース、出番だぞ」

 今のジュースはこの警察の署長だ、難なく突破できる。

 ガチャー

 「開きました」

 「ナイスだ」

 保管庫の中には大量の武器や書類があった。更にその奥に進んで行くとガラスケースに入れられ厳重に守られている物が沢山あった。

 「先輩、これ全部持って帰れないですかね」

 「そうだな、できる限り使えそうな物は持って帰ろう」

 「……………先輩!これじゃないですか「黒のレガリア」」

 そこにあったのは紛れもなく「黒のレガリア」だった。

 「あぁこれだ」

 懐かしいな、キシャさんが死の間際に俺に託してくれた物だ。無くした時は滅茶苦茶ショックだったけどまたこうして会ったのは奇跡だ。

 「先輩?なんで泣いてんすか?」

 俺は気づいた時には泣いていた。

 「ん?あぁ悪い、ちょっと昔のこと思いだしちゃって」

 「………………そっすか。……………でもこれどうやってだすんです?見たところパスワードいるみたいっすけど」

 「心配ない、闇神級魔法「スタートレック」」

 この魔法はワープゲートを作りだす魔法だ。これでガラスケース関係なく物を取りよせることができる。だが今の俺ではゲートの届く距離は1m程度でゲートの大きさも人間が1人通るのがやっとである。

 「良し、「黒のレガリア」ゲットだ」

 久々に触ったレガリアは前と変わらず滑らかだった。 

 「先輩、それどうやって使うんです?」

 「これはなこうすんだ…………変化「レールガン」」

 「黒のレガリア」はレールガンに変形した。

 「すげぇ、もしかしてこれ何にでもなるんじゃないすか?」

 「あぁ、その名前を言えば何にでもなるぞ」

 「やってみていいすか?」

 「あぁ」

 俺はレガリアをジュースに渡した。

 「じゃあいきます。…………変化「トンプソン」」

 レガリアはトンプソンサブマシンガンに変形した。

 「すげぇガチじゃないすか」

 「あぁ、流石だよな」

 「先輩、前々から思ってたんすけど。神器ってなんなんですか?こんな物今の時代でも誰も作れませんよ、なのに古代の英雄が使っていたんでしょ。わけがわかんないっす」

 俺は本当の事を言おうとしたが辞めた。

 「…………いやーそこら辺は俺もわかんないんだわ」

 「そうすか…………」

 「他に気になった物あれば言ってくれ、持って帰ろう」

 「はい」

 そうして俺とジュースは保管庫を漁った。


 1時間後。

 「こんなもんだろ」

 「大量っすね」

 「ハハッ。だな………じゃあ帰るか」

 「じゃあ俺、先行って誰か居ないか確認してきます」

 「おう……………………それにしてもこの書類は何年前まであるんだ?」

 俺この倉庫の半分をしめる書類の入ったダンボールを見てはふと思った。

 「………………………もしかしたら、「オースティン暗殺事件」の書類もあったりして。…………まぁあるわけないか、そんな大昔の事件なんか」

 「ありますよ」

 「ハハッ冗談だろ、歴史の本にだってそんな昔の時代のことなんか載ってないぞ」

 「いえいえ、警察を舐めないで下さい。ちゃんと残してあります」 

 「えー嘘だー……………………………………えっ誰?」

 そこにはメガネをかけた妖精族の女性が居た。

 「あなたこそ誰なんですか?警察には見えませんが?」

 ヤッバ、見つかった。だがこの人はまだ俺の正体には気づいて無いっぽいな。

 「いやいや、ちゃんとした警察だよ。今日はオフだったんだけど、今担当してる事件の事調べたくて出勤してるんだ。それよりさっきなんかあった?」

 俺はさっきの自分たちの行動がバレてないか裏をとった。

 「何もありませんでしたよ、それより手帳見せて下さい」

 「え?」

 俺たちの行動はバレて無いらしいが面倒なことになった。

 「「え?」じゃありませんよ、別におかしいこと言ってませんよ」

 「あーはいはい、手帳ね手帳………どこだったかな………」

 俺は探しているふりをし続けた。

 「はぁーおっちょこちょいですね、警察なのに手帳を忘れるなんて」

 「ハ、ハハッ。次から気をつけるよ」

 あれ?なんか乗り切れたっぽい。

 「それにしてもなんであなた「オースティン暗殺事件」なんて知ってるんです?」

 正直に「犯人だから」なんて言ったとしても信じてもらえないだろう。

 「…………えー、俺の先祖がその事件を担当していた刑事だったんだ」

 「へぇー、すごいですね」

 「まぁ」

 「君こそ、なんで知ってるの?」

 「ジュゼッペでいいですよ」

 「ジュゼッペ?」

 「はい、私の名前です」

 「はぁ、で、なんで知ってるの?」

 「それはですね私がここの事件書類担当の司書だからです」

 「………もしかしてここの書類の内容全部覚えてるのか?」

 「ええ、当たり前です。………それであなたのお名前は?」

 「…………キリコ・ブロード」

 俺は師匠の名前を使った。

 「へぇ良い名前ですね」

 「……ありがと」

 すると後ろから俺を呼ぶ声がした。

 「せんぱーい!誰も居なかったんでいきましょー」

 ジュースには俺が居るせいでジュゼッペさんが居ることに気がついていない。

 「ん?署長?」

 やばい。

 「先輩、何してんすか?早くずらかりましょうって」

 「「ずらかる」ってどういうことですか?キリコさん」

 「あっ」

 ジュースは今になってジュゼッペさんの存在に気づいた。

 「いやーそろそろ家に帰ろうかなって………」

 さすがにもう隠しとうせないか。

 「………………ジュゼッペさん、すいません」

 「…!やっぱりあなた不審s」

 バチッ

 俺はジュゼッペさんの背後に周り首にスタンガンを当てた。

 「ジュース、帰るぞ」

 「は、はい。殺さないんですか?」

 「あぁ、これは俺のミスだからな」

 「そうですか」

 俺は倒れた彼女を後にして保管庫を出た。


 俺たちは無事車に戻ってきた。

 「ただいまー」

 「おかえりステイ、見つかった?」

 「あぁ、この通り」

 俺はクレンにレガリアを投げた。

 「変わらないわね」

 「な」

 「ステイさん、問題はありましたか?」

 「…………まぁ…………」

 「あったんですか…………」

 「まぁ監視カメラにはクレンのお陰で映ってないし………まぁ大丈夫だろ」

 「大丈夫じゃ無いでしょ。…………なんとかしておいてくださいよ」

 「わかってるよ」

 「じゃあ車出しますね」

 「「はーい」」


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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