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(原案)バツライフ  作者: The kid 王
第一部:アバンチュールゼアー
23/58

EP21〜僕はダメになってしまう〜

 「着きましたよ、お二人さん」

 僕たちはナタス教の本部に来た。

 「案外こじんまりしているんですね」

 「まぁ無駄に広いよりはましですからね」

 「そうゆうものなんですね」

 「そうゆうものです」

 「ねーそろそろ入りましょうよ」

 「そうですね、予定より遅くなりましたし」

 ガチャー


 教会の本部の中には中央に大きな丸机とそれを囲むイスに座る人達しかなかった。

 「…………ここ本当に本部ですか?」

 「ええ、もちろん」

 「何もないですね」

 「机とイスがあります」

 「いや…まぁそうゆうことじゃなくて、御神体とか無いんですか?」

 「…ええ、この宗教は神は形をもたないものと記されているんですから」

 「へー」

 するとイスに座ってる筋肉が異様に発達した老人1人が話しかけてきた。

 「おいおいおい、んなこともしらねぇ奴が敷居を跨ぐんじゃねよ」

 「ひさしぶりですね、カイン。最近また大きくなったんじゃないですか」

 「ハッ、で、そいつら誰だよ?」

 「私が推薦する闘技者だよ」

 「ハッハッハッ、鶏らしいこと言うじゃねぇか。馬鹿かテメェ、男の方はわりかしガタイは良いが女が闘って勝てるほど世の中甘くはねぇぞ」

 女性蔑視な奴だな、ぶん殴るか。

 「おい女、さっさと帰ってガキでも作ってろよ。ハッハッハッハッ」

 「黙れよ老害」

 僕は顔面に全力で右ストレートを放った。

 「ハッ短気のくせに良いパンチ持ってるな、が、圧倒的にパワーが無いな」

 まじかよ、この爺。いくら筋肉があるからって僕の全力を片手で止めやがった。

 「何したんですか?」

 「ん?筋トレだぞ」

 「いやそういうことじゃなくて」

 「ステイ君、彼は本当に筋トレしかしてないんですよ」

 「は?ロンリさん、なんなんですかこの人?」

 「サラート・カイン。人族でありながらナタス教の司教になった方です、今回の闘いにも出てくれますよ」 

 この体はもう人族の域じゃないぞ、力こそパワーって本気で言ってそうだ。

 「おい、俺を無視して話してんじゃねぇよ」

 気づいたら後ろから話しかけられていた。

 「うおっ」

 背後を取られたのはステゴロ部以来だ。

 「で、お前ら名前は?」

 「…ステイ・セント」

 「クレンよ」

 「ふーん。ステイとクレンか………まずは挨拶だろーーがーー!」

 なんだこいつ、急に大声だして怒鳴ってきたぞ。

 「……ど、どうもはじめまして、ステイです。よろしくお願いします」

 「そうだよ、それだよ。よろしくステイ君♪」

 「は、はじめましてクレンです」

 クレンがドン引きして敬語でしゃべった。

 「はい、よろしくクレンちゃん♪」

 情緒がめちゃくちゃな奴だな。ガチキチ。

 「なんなのあんた?」

 「俺?俺は有翼人のハッジ・ホーキン。プラチナランク冒険者だ。そこに居る大司教に雇われたんだ」

 この人も雇われたのか。しかも僕らの1つ上のプラチナランク冒険者、狂ってるけど実力はあるのか。

 「ちなみに2人は結婚してるの?」

 「……………………ええ、そうよ」

 クレン?

 「なによ、同じようなものでしょ」

 「いや、まぁ…………そう…だな」

 「はー嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ、リア充死ねよ死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね………」

 教会の奥から呪文のように僻みが聞こえてきた。

 「おい、キシャ!てめぇ2人の幸せを汚すんじゃねぇ。殺すぞ!」

 相変わらず情緒がバグってんな。

 「ホーキンさん、誰ですか彼?」

 「あいつは悪魔のザカート・キシャ、あいつも俺と同じプラチナランク冒険者で大司教に雇われたんだ」

 「知り合いなんですか?」

 「ま、まぁ、前に風俗の待合室でたまたま会った仲だ」

 「気まずいですねそれは」

 「そーなんだよ、また会うと思わなかったからな。それはそうと君、風俗に興味ある?すごい娘たくさん居るとこ紹介しよっか、兄弟」

 クレンがすっごい形相でこちらを見てくる。あとお前とは穴兄弟になるつもりは無い。

 「行かないですよ、僕はクレンで十分満足してるんで」

 「ふーん、ラブラブじゃん」

 クレンがニッコリしている、可愛い。

 「なんなんだよお前ら、さっきからイチャつきやがって」

 うわ、こっち来た。

 「………やめんか、ザガート」

 「………………はぁ、はい」

 そうか、悪魔族は契約絶対主義者だから大司教の命令には逆らえないのか。

 「ありがとうございます、大司教様」

 「いいんじゃいいんじゃ、それより早く席に着けぇな、会議の時間じゃ」

 

 かくかくしかじか………

 「では大司教、これでよろしいですかな?」

 「おう、ええよ。みんな頑張っておくれや」

 「「「「「はい」」」」」


 先鋒「ハッジ・ホーキン」

 次鋒「サラート・カイン」

 中堅「ステイ・セント」

 副将「ザガート・キシャ」

 大将「クレン」


 出来ればクレンまでに勝負をつける、僕で3勝して終わりだ。

 「今回の闘い『ナタス・アイワナ戦争』はどういう形になれもう少しで終わる」

 名前まんまだな。

 「老い先短いわしに勝利をプレゼントしてくれや」

 「任せろや、おやっさん俺の筋肉がある限りあんたは勝ってる」

 何言ってんだこの爺、全部筋肉で出来てんのか。

 「契約は絶対なので俺は勝ちますよ大司教」

 普通に喋れるのかよ。

 「俺ならワンパンだよ!ふぉぉぉぉーーー!!!」

 ついに壊れたか。

 「ねぇステイ、この件が終わったら正式に結婚しましょ」

 なんで今?

 「なんだよお前ら結婚してないんかい、式には俺も呼んでくれよ、兄弟」

 「あ、ああ。もちろんだよホーキン、あとキシャさん舌打ちうるさいです」

 「あっ、つい……」

 「そうだなクレンこの闘いが終わったら結婚しよう」


 ん?待てよこれって死亡フラグってやつじゃん。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

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