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(原案)バツライフ  作者: The kid 王
第一部:アバンチュールゼアー
22/58

EP20〜君がここにいなかったら〜

 「はいそうです、チャリ・コークです。そうプッシャーの」

 「わかりました、通って構いません」

 「はーい、お疲れ様でーす」

 

 僕たちはピルカ国に着いた。

 「本当に今でも戦争が起こってるんですか?」

 「おう、さっき門番に聞いたが最近は更に激化しているらしいですよ」

 「でもここら辺は全然荒れてませんね」

 「まぁ国の入り口ですし、こんなところでドンパチはしないでしょう」

 「そりゃそうか」

 「じゃあこれから買い取ってくれる貴族のところに向かうんで着いたら荷下ろし手伝ってください、それで今回の依頼は終了で構いません」

 「わかりました、任せて下さい」

 「あと貴族には失礼が無いようにして下さいね絶対」

 「はーい」

 

 僕たちはいかにもな豪邸に来た。

 「ここで合ってるはずです、じゃあ俺は使用人に会ってくるんで先に荷物降ろしておいてください」

 「ここでいいですか?」

 「ええ」


 すると玄関から執事を連れた身なりの整った貴族が出てきた。ちなみに鶏の獣人族である。

 「お久しぶりですねコークさん、毎度毎度助かりますよ」

 「こりゃあロンリさん、こちらこそロンリさんのおかげで最近は売り上げも上がってきてるんですから」

 「コークさんそちらのお2人は?」

 「あぁこの人たちは護衛の依頼を頼んだ冒険者です」

 「そうですか、2人ともこの荷物を室内に運んでください」

 「はい、任せてください」


 豪邸の中は当たり前だが綺麗だった。

 「何処に持っていけばいいんですか?」

 「地下に倉庫があるからそこまで頼みます」

 「はい」

 

 地下の倉庫は真っ暗で灯が無ければ何も見えない空間であった。

 「暗くて何も見えないわね」

 「そうだな…」 

 「ここら辺で良いんじゃない」

 「良しこれで今回の依頼も終わりだ早く宿でも取って寝よう」

 「そうねここ一ヶ月護衛でろくに寝てないし……そろそろステイも限界なんじゃない?」

 「………ハッそうだな」


 運び終わったので僕たちはコークさんに別れの挨拶をしていた。

 「じゃあコークさん、僕たちはこれで行きますね」

 「ああ、ありがとう2人とも助かったよ」

 「じゃあまた何処かで」

 「ええ」


 「ちょっと良いかな2人とも」

 後ろから、貴族が話しかけてきた。

 「なんですか?」

 「君たちは冒険者なんでしょう」

 「ええ」

 「ランクは?」

 「ゴールドランクです」

 ゴールドランクは上から3番目のランクだ。

 「…………あなたたちに個人的に受けてもらいたい依頼があるのですが、話だけでもどうでしょう?」

 「…はいわかりました」


 僕たちは客間に案内された。

 「まぁお茶でも飲んでください、そういえばまだ自己紹介をしてないですね、私の名前はロンリ・ベイ、ここら辺を仕切ってる貴族です、君たちの名前は?」

 「ステイ・セントです」

 「クレンですわ」

 「クレン………家名は無いのかい?」

 「………ええ、ずいぶん前に家から出たので」

 「そうですか…」

 クレンの家はサイファー家であり超名家である、でもさすがに正体はわかるまい。

 「早速だが本題に入らせてもらう、もちろん断ってもらっても構わないよ」

 「まぁそれは話を聞いてからで」

 「うん。君たちには今この国が戦争していることは知っているよね、でもこのまま内戦が続けばこの国は終わってしまう。だからこの国の国王は1対1の殺し合いで先に3勝した方がこの戦争の勝者とすることにしたんだ」

 「つまり僕たちにはその殺し合いに出て欲しいと……」 

 「そうゆうことなんだ、ちなみに私はナタス教側で出場選手の5枠中の2枠選べる権利をもってる」

 結構な貴族なのだろうか。

 「……どうして僕たちなんですか?あなたならもっと強い人を見つけれるんじゃないですか?」

 「理由はなんとなくだ、私は昔から勘が良くてね、プラチナランクの冒険者の友達も居るんだが君たちの方が何故か可能性があると思ったんだ」

 まぁ確かに僕たちはヴァンパイヤである以上死なないしこの10年で大分強くなった。

 「………どうするクレン?」

 「んー私は別に良いわよ」

 「そうか、ベイさん報酬のほうは?」

 「ロンリで良いよこれから仲良くしていくんだ。そうだな金貨1人100枚でどうだろう」

 「………ちょっと厳しいですね」

 正直少し足りないな、死なないとはいえ割に合わない。

 「まぁそうだよね、じゃあ1人1000枚でどうだい?」

 「だいぶ値切ってたんですね、まぁそれならわかりましたその依頼受けましょう」

 「うん、頼むよ。クレンさんもよろしくお願いしますね」

 「ええ、任せてちょうだい」

 「それと急なんですけど明日、ナタス教の集会があるから来てくれ皆んなに紹介したいんだ」

 「明日ですか、わかりました何処に行けばいいですか?」

 「まぁそれは行けばわかるよ、それと君たちは客人としてここに泊まってもらって構わないよ」

 やった。

 

 次の日の早朝。

 「ねぇステイ、起きてる?」

 「あぁ、なんだ?寝れないのか?」

 「いや別にそうゆうわけじゃないんだけど…」

 「ロンリさんのことか?」

 「………ええ、多分あの人私がサイファー家の令嬢だってわかってるわ」

 「でもクレンが家を出たのって20年以上前だろ、さすがに考えすぎじゃないか」

 「………まぁ、そうよね」

 「不安なら、こっそり裏とってみるよ」

 「ええ、お願い」

 

 

 


 

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