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第6話:家具が足りねぇ〜〜〜!

 美穂はタダで住まわせて貰うのは悪いから家事全般すると言ってきたので俺は遠慮なく美穂に家事全般をしてもらうことにした。


(俺は別に何もして貰わなくても良いと思っていたが何もさせなかったら美穂に気を遣わせそうだしな)


  俺はさいわい株などをやっていたおかげでお金はそこそこあるので1人増えたとこで生活費は余裕だった、だがある重大なことを忘れていた、ずっと1人で暮らしをしていたので家具は1人分しかないことに気がついた。


 一応リビングの椅子は来客用に一応4脚あるが(俺の家に人なんて来ないが、、、)それ以前にベットなどの家具が全然足りないことに気づいた。


 その日俺は美穂に家具を買いに行こうと言ったが。


 「いや大丈夫だよ!部屋まで貸してくれたのに家具まで買ってもらうないいて悪いし」


 と何度言ってもこの調子だったので、俺はこっそりネット注文で必要なものを全て注文した、だがベットが届くまで1日かかるそうなので今日は美穂には俺のベットで寝てもらい、俺はリビングのソファーで寝るとしよう。

俺は美穂に近づきこのことを話した。


 「あのさ〜、一応お前の家具買ったけどさ〜」


 「えっわざわざ買わなくてもいいって言ったのに〜」


と言っていたものの美穂はとても嬉しそうだった。


 「俺が住んでいいと言ったのに、お前の分の家具がなきゃよくないからな」

と美穂が嬉しそうな顔をしてくれたので、俺も照れくさそうに言ったが、とうとう俺は本題を話し出した。


(自分だけがベットで寝るなんて嫌だ私がソファーで寝るって言いそうだが)でもここは意地でも譲らないぞ!


 「ベットのことなんだけださ」


 「うん?何?」


 「ベットが届くの明日になるんだ、、、だから、、」

と話している途中に美穂は顔を赤くしながら言っていきた。


 「べっ別に1日ぐらい一緒のベットで寝ていいよ、、、なんならこれからずっとでもいいけど、、、」


 「へ?」


 俺はそれを聞いた瞬間に頭がフリーズした、(え?こいつなんて言った?一緒に寝るだと、いくら美穂が俺のことを信用していてもそれは良くない、、まあ気持ちは嬉しいけど)とちょっと嬉しかったが、このままだと良くない展開になるので俺は焦って訂正をした。


 「いやいや、なっなんでそうなるんだよ!」


 「えっ違うの?」

と美穂はきょとんとした顔でこちらを見つめてきたがそれに構わず俺は、、、


 「流石にこの歳で一緒のベットで寝るのはまずいだろ、それに俺はただ美穂が俺のベットを使えばいいと言いたかっただけだ!」


と俺は焦りながらも説明した。


 「そっそう?、、わかった」


 「じゃっコンビニに買い物しに行ってくる!」


(なんか気まずい、、、まあコンビニから帰る頃には大丈夫だろ、、、)と深くは考えずに俺はコンビニに買い物をしに家を出て行った。


<美穂目線>

 彰人が家を出た瞬間、、、


 「何よ!こっこれじゃあ私が片思いしているみたいじゃない!」


と叫んだ、(実際、私は異性としてあきとのことが好きなんだけど、、、なんで気づいてくれないのかな?)


 (もしかして私彰人に異性として見られていないのかな?)


そう彼女、倉橋 美穂は昔から彰人のことが好きだったのだ。


 きっかけは、私は妹が生まれてからあまり親に相手されなくなっていった、その日も親は妹だけ見ていて私のことは全然見ていなかった。


 仕方なく私は1人で遊んでいると公園の隅で1人で明らかに友達もいなさそうな男の子がいた、なぜかその子の事をほっとくことができなかった。


(似てる…)


 今思えば、あの男の子にその時の私を重ね合わせていたのだろう、声をかけてみるとやっぱり想像していた通り、全然元気がなく笑わない子だった、だけど私は諦めずに話しかけ続けていると、心を開いてくれたのか向こうからも話しかけてくれるようになった。


 そこから一緒に笑い合える友達になれたのだと思う、だが私は知ってしまった、彰人が私以上に親に愛されていなく、見られていないことを知った、途端何故か私の目から涙が溢れ落ちてきた、この時に私は彰人を私の手で幸せにしようと決めたんだ。


(これから!これから彰人を幸せにしてみる!)


<彰人目線>

(ふう〜まさか美穂があんなことを言うなんて、、まさか実は俺のことが好きだった的な?)と考えてみたものの。


(いや、あるわけないか!)

と家を出た瞬間家から何を言っていたかわからないが叫び声が聞こえた、


 「え?、、なんかあったのかな?、、」


と考えてみたがまあ大丈夫だと思いそのままコンビニに行った。


 コンビニから帰ると玄関で美穂がお出迎えをしてくれた。

(なんか嬉しいな〜まるでアイドルを独り占めしてるかんじだな)と喜んでいると、俺がコンビニに行ってる間に晩御飯を作たらしい、食卓には美味しそうな大盛のフワトロオムライスがあった?


 「これ?美穂が作ったのか?」


 「うん!そうだよ!時間なかったからこれで許してね!」


と言ってきたが(え?これで手抜き?)と驚いた、これでもレストランで出てきても何も違和感ないぞ、、、


 「いや、これ十分すごいと思うが、、、」


 「えへへ!そう言ってもらえると嬉しいよ!」

と喜んでいたが、、


 「さあ、冷めないうちに食べて!」


 「ああ、じゃあいただきます」


俺はオムライスを一口食べた、一口だけでほっぺがとろけるぐらい美味しかった、(これから毎日このご飯が食べれるのか〜俺幸せ者だな!)とめちゃ喜んだ


 「これめっちゃ美味しいよ!」


 「それなら良かった!」


 こうして俺は大盛りのオムライスをペロリと平らげた、いつもならこの半分の量で十分だったが、おいしくてとても箸が進んだ。


 そうして、俺はお風呂に入り、美穂におやすみと言ってからブランケットを持ってソファーで寝た。


翌朝、俺が寝ぼけていると、俺の隣がモゾモゾと動いていた。


 

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