肝試し
はあはあ
俺らはやっと山を越え、肝試しの舞台の廃村についた
「やっと着いた、、、、」
タカが真たち全員が思っていることを代弁してくれた
山を登ったところで、尿意を催し草むらの奥に消えていった奴が来たことを確認して、山明が話し始める
「よし、今日はここで肝試しをします!!」
この肝試しの首謀者、山明がテンション高めだ。
「さっさと終わらせて帰ろうぜ。またこの山上って帰るんだから。」
「そうだな。ならまず、この村の家を一軒一軒回ってこうぜ。」
この肝試しには、女子が2人ついてきたのだが、その中の一人、綾香が説明を求める
「なんで回らなきゃいけないの?」
この質問に、山明は自信ありげに話し出す
「ふっふっふ。実はこの村が廃村になった理由は、ある殺人鬼による惨殺事件によって廃村になったんだ」
なるほど、それが理由ならうなずける
「じゃあ早く回っちまおうゼ。」
まず真たちは班分けをした、小さいとはいえ村だ、全員で回るには時間がかかりすぎるので、班で決めて回ることにした。
真たちの班のメンバーは、真、綾香、宏亮、康煕のメンバーだ。
「じゃあ真たちの班は、村の南側を回って。俺たちの班は、北側に行くから。」
「了解だ、30分ぐらいしたらここ戻ってくるね」
そういって真たちは山明たちと別れ、村の南側へと向かう
この10分後、この村に悲鳴がとどろくことは、まだ誰も知る由もなかった