作戦会議と違和感
またしても何とか殺人鬼から逃げ切り、昨夜野営した場所で作戦会議を始めた
「この状況はクローズド.サークルだ」
タカが1番最初に宣言した
「クローズド.サークル、ってなんだ」
山明だ不思議そうに尋ねる。ミステリーを読まない人からしたら聞きなじみのない言葉だろう。
真はミステリーは好きな方なので、説明をする。
「クローズド.サークルとは、つまりは事件現場に隔離され、外とのコミュニケーションが取れなくなっている状況だよ」
皆頷いているので恐らく分かってくれたのだろう。
「つまり、此処から逃げ出すには、周りを山で囲まれたこの隔離空間から逃げ出さなければならない。でも、問題が2つある。1つ目は帰るには来た道を上がっていかなければいけないということ。理由はあそこの道以外、ほとんど岩山で登れるような場所じゃないからな。2つ目は、、、あいつ(殺人鬼)のことだ。」
全員の中に緊張の糸が張り詰める
だからだろう、真たちは気が付かなかった。
仲間が一人いないことに
「あいつは、この村の中に出没するが出てくる時間や場所などは全く分からない、、だから逃げるためには、あいつに気付かれることなく脱出しなければならない。」
これに山明が質問をする。
「逃げ出すったって、来た道は土砂崩れで逃げ出せる状態じゃないぞ。」
その通りだ、もしさっき土砂崩れがなければ、今頃山の上を登っていたことだろう。
「それは、、奴に見つからずに、毎日少しずつ掘っていくとか?」
「そんなの無理に決まってんだろ!!」
「、、わかっているよ。でもこんなことでも考えてないと頭がおかしくなりそうなんだよ!!」
この言葉で彼らの間には沈黙が訪れた。
この後10分ほど考えて、一人ひとり案を出していくことになった。タカの案は無理やり強行突破という案だったが、今はむしろその方が逃げられるんじゃないと思えた。それから山明、綾香、真、佐竹、真矢の順で案を出していった。
結果現実可能な案は少なかった。そして佐竹が言い終わり、真矢の番になったとき全員わが目を疑った。
真矢がいない
本来なら、仲間だ一人消えているのだ当然気づく。だが、奴から逃げてきたばっかりで緊張していたことと、土坂が目の前で殺されたことで、精神的に不安定になり、かなり落ち込んでしまっていた。その不幸が続き誰も気づけなっかたのだ。すぐに真たちは捜索を始めた




