設定 登場人物
■梶原奈義
『零. 不合理なハービィ』14歳
『一. 紀村ナハトの生存戦略』29歳
女性
明龍の人型戦闘機パイロット(戦士)。人の心を読むことができる。戦闘機との同調率100%を超えることができる臨界突破者。世界最強の戦士として軍事関係者の間では知れ渡っている英雄。一方、その共感性の強さから、本人の心は弱く繊細。嘘と偽物が嫌いなため、人体模倣を始めとするあらゆる模倣が苦手。かつて六分儀学に思いを寄せていた。
■六分儀学
『零. 不合理なハービィ』16歳
『一. 紀村ナハトの生存戦略』31歳
男性
国連宙軍大佐。世界トップクラスの戦士。嘘が付けない性格で、部下からの信頼が厚い。かつて梶原奈義を超えようとしたが敗北した「最強になれなかった男」。その際に<ハービィ>という戦闘機に乗ったことが原因で脳にある後遺症を負っている。
■オルガ・ブラウン
年齢不明(老人)
男性
<人心核>を生み出した天才科学者。ヒューマテクニカ社の元研究主任。理学、工学、医学を始めとするあらゆる自然科学に規格外の知性とセンスを持つ。一方で感情に乏しく、多くの人から「人の気持ちが分からない」と言われ続けてきた。ハワードの謀略により殺害されかかるも、<人心核>アダムを取り込み復活。その後、ハワードが奪った人心核<イヴ>を取り戻す復讐を誓うも、梶原奈義に基本プログラムを破壊される形で死亡した。
■ルイス・キャルヴィン
『零. 不合理なハービィ』59歳
『一. 紀村ナハトの生存戦略』74歳
女性
明龍情報部第7課の課長。かつてはヒューマテクニカ社でオルガの下で技術者として働いていた。しかし、オルガがハワードと決別したことをきっかけに、オルガから突き放されてしまう。その後、人体模倣研究所の情報セクションの研究主任となったが、梶原奈義を巻き込む事件により離職。現在では奈義と共に明龍にて「来る決戦」に向けた準備をしている。
■紀村ナハト
18歳
男性
人体模倣研究所で戦闘機技師として働く少年。「オルガ先生」という高度人工知能がインストールされた端末を持ち、先生から生きるための知識や予測を教えてもらうことで生活してきた。性格は不遜で負けず嫌い。死ぬことが人一倍怖いらしいが……。
■梶原ヘレナ
19歳
女性
ヘレナ・フィッシャー。明龍の戦士。出身は月。幼児期にハワードに拾われ、戦士としての教育を受けた。その後<静かの海戦争>にてハワードが指揮する部隊「絆の戦士たち」の一員として戦った。しかし、戦場で戦闘機を破損。死を待ちながら宇宙を漂っていた時、梶原奈義に救われた。それから、梶原奈義に引き取られ姓を「梶原」として名乗るようになる。彼女曰く、ハワードは父親で、奈義は母親とのこと。人体模倣に対して「人は自由だから、人を真似た道具も自由になるべき」という奇妙な考えを持っている。戦士の腕前は平均以下だが、快活な性格で信念を曲げない強い精神を持つ。
■ハワード・フッシャー
年齢不明(おそらく老年)
男性
ヒューマテクニカ社でオルガと共に二つの人心核を作り上げた技術者。しかし、オルガとの協力関係を放棄し、オルガの殺害を試み、人心核の片割れ<イヴ>を奪い去った。その後、月に渡り、テロ組織<月面防衛戦線>の技術顧問として「ある目的」のために謀略している。本人曰く「人の心が読める」という。
■人心核<イヴ>
性別不定
ヘレナを除く99人の絆の戦士たちと同期した人心核。基本プログラムは「強くなりたい」。ハワードの従順な部下というよりも「強くなるため」にハワードの描くシナリオに従っている。戦闘機<フレズベルク>を駆る月面防衛戦線最強の戦士。現在の肉体はアルバ・ニコライの妹、ソフィア・ニコライのもの。
■アルバ・ニコライ
19歳
男性
月面防衛戦線の工作員。ハワードに妹を人質に取られているため、ハワードの協力者として活動。しかし、いつかハワードを殺すべく画策する鋼の精神の持ち主。イヴの支配から解放し、妹を救う日は訪れるのか……。
■ハリエット・スミス
28歳
女性
人体模倣研究所に勤める戦闘機技師。ナハトを気にかける数少ない人物。軽い言動とは裏腹に戦闘機技師としての誇りを持っている。
■マディン・オルカー
56歳
男性
人体模倣研究所情報セクションの副主任。おっとりした性格だが、冗談が通じない。




