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こちら、聲質研究部?  作者: 緋和皐月
第1章
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寿命縮めず 歩くの少年?

「柳きゅんは、何年何組なのぉ?」


 ミミィさんに、小首を傾げながら聞かれて、僕も首を傾げました。

 ……えーと、僕は何年何組でしたっけ。


「1年……3組、です?」

「何故に疑問形ぃ?」


 だって、まともに登校してませんでしたし……体育大会とかの行事も、僕は全く参加してませんでしたし……。


 ずぅん、と落ち込む僕に、有徳さんは、ああ、と手を打ちました。


「もしかして、転校生か何かかい?」


 違います。不登校生徒(ひきこもり)です。


 そう思って、更に自分に嫌気がさしてきて、ずぅぅん、と落ち込みます。


「有徳様、この男の子ぉ、言うことすること動作も仕草もメチャカワなんですけどぉ、取り敢えず食べても良いですかねぇ」

「取り敢えずやめておこうか、ミミィ」


 めちゃかわって何ですか。抹茶のように渋いカワウソか何かですか。

 世の中には変な生き物がいるんですね……。

 あ、世の中で最も変なのは僕だ、ということでしょうか。納得です。


「まぁいっかぁ。柳きゅん、教室わかる?」

「…………」


 どうしましょう。ここは正直に知りません答えるべきか、それとも嘘をついて見栄を張るべきでしょうか。

 ……咄嗟に嘘をついて見栄を張る、とか考えてしまう僕って、最低ですね……。


「その様子は、知らないようだね。私たちは隣のクラスだから、案内してあげるよ」


 イケメンって、やはり良い人のようでした。

 爽やかな有徳さんの笑顔を見て、そんなことを考えてしまった僕には、きっと近いうちにバチでも当たるのだと思います。

 ……痛いのは、ちょっと勘弁、かもしれません。

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