寿命縮めず 歩くの少年?
「柳きゅんは、何年何組なのぉ?」
ミミィさんに、小首を傾げながら聞かれて、僕も首を傾げました。
……えーと、僕は何年何組でしたっけ。
「1年……3組、です?」
「何故に疑問形ぃ?」
だって、まともに登校してませんでしたし……体育大会とかの行事も、僕は全く参加してませんでしたし……。
ずぅん、と落ち込む僕に、有徳さんは、ああ、と手を打ちました。
「もしかして、転校生か何かかい?」
違います。不登校生徒です。
そう思って、更に自分に嫌気がさしてきて、ずぅぅん、と落ち込みます。
「有徳様、この男の子ぉ、言うことすること動作も仕草もメチャカワなんですけどぉ、取り敢えず食べても良いですかねぇ」
「取り敢えずやめておこうか、ミミィ」
めちゃかわって何ですか。抹茶のように渋いカワウソか何かですか。
世の中には変な生き物がいるんですね……。
あ、世の中で最も変なのは僕だ、ということでしょうか。納得です。
「まぁいっかぁ。柳きゅん、教室わかる?」
「…………」
どうしましょう。ここは正直に知りません答えるべきか、それとも嘘をついて見栄を張るべきでしょうか。
……咄嗟に嘘をついて見栄を張る、とか考えてしまう僕って、最低ですね……。
「その様子は、知らないようだね。私たちは隣のクラスだから、案内してあげるよ」
イケメンって、やはり良い人のようでした。
爽やかな有徳さんの笑顔を見て、そんなことを考えてしまった僕には、きっと近いうちにバチでも当たるのだと思います。
……痛いのは、ちょっと勘弁、かもしれません。




