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こちら、聲質研究部?  作者: 緋和皐月
第4章
30/45

練習するのはいつからするか

「おっはよーアマノン! 宿題できたーん?」


 朝一番。小日向先輩が、背中をバシーッと叩いて、けらけらと笑いました。……痛いです。

 そういえば最近、僕は痛い目に遭ってません。ここいらで痛い目に遭っておかねば、近いうちに大変なことになりそうで怖いです。


「もっとしてください」

「え、何を?!」


 と、その時、ポン、と右肩にに何かが置かれました。

 振り返る前から分かっていますよ。

 この、周囲の女性陣が色めき立ち、心なしか電線に止まっている小鳥さえ嬉しそうに囀っているように思えます、この状況と、車道側である右の肩に手を置かれているというさりげない紳士な行動からして、


「有徳さん、おはようございます」

「振り返る前からバレてしまったね。おはよう、柳くん」


 驚かそうと思ったのに、失敗だなぁ、と有徳さんは、おどけたように肩をすくめました。

 貴方がイケメンである限り、たぶん僕は、背後に有徳さんがいても見破ることができると思います。


「ところで、もっとしてください、って何がだい?」


 あれ、有徳さんも聞いていたようです。


「もっと僕を虐めてください……」

「……何が遭ったのかな?」


 何もありません、平穏無事です、だからこそ虐めてください。

 ところで、イケメンで善人な有徳さんの虐め方、ちょっと気になりますね。


 ……ん? 待ってください、そういえば『虐めてください』って言葉は、語弊を招く意味もあったような。


「朝っぱらからホモっぽい会話しないでよぉ。聲研(うち)は佐野姉妹以外、男なんだからフラグ立つのもわかるけどぉ」


 腐女子が湧くでしょぉ、とミミィさんが口を尖らせました。


「というかぁ、柳きゅんを虐めるならぁ」


 ミミィさんが、有徳さんの耳に何かを囁きました。


「え? あー、うん」


 有徳さんが、少し首を傾げました。


「柳くん」

「な、なんですか?」


 か、覚悟はできてます、何なりとどうぞ!


「君、全国狙おうか」


 ……は?



きっと雨野くんは暑さに頭をやられたのだと思います。

作者だって、暑さに頭をやられて「虐めさせてください」ってなった時期がありますから……(←危ない奴じゃねぇか!)

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