練習するならいつからするか
今日から2日、学校は休みです。
というわけで早速、小日向先輩から出された宿題を頑張っています。
「あ、あえいうえおあおっ、いおうえおあいあ、うあえおあ……い、う?」
「あれー、やぁちゃん、滑舌練習してるのー? そこはね、うあえおあいうい、だよー」
にこーっとしながら、珈琲の入ったコップ片手に、ミキさんが声をかけてくれました。
ミキさんは暫く、ここに滞在するらしいです。
さてと、滑舌練習10回以上しましたから、次は腹式呼吸ですね。
「だーって、ミキさんは1週間お休みだもーん。売れっ子にも休息は必要なのだよー」
「えーとミキさん、腹式呼吸ってどうするんでしたっけ?」
「さらーっとスルースキル上がってるやぁちゃんも好きだよー。えーとね、お腹に手を当てて、お腹を膨らませるように呼吸するんだよー」
あ、そうか。膨らませるんでした。
すぅぅぅ、はぁぁあ……。
これを、5セット。できましたよ、完璧です。……完璧?
どこもかしこも未完成な僕が何を言ってるんでしょう。
「自惚れてました、ごめんなさい」
「やぁちゃん、とうとう奇行に走っちゃったかー」
あちゃー、とミキさんが笑いました。
あ、また壁に頭をぶつけてました……痛い。
「あとは、腹筋ですね」
「うーん、腹筋ー? 腕立て伏せって腹筋の別名だっけー」
「ミキさん、腕立て伏せは腕力を鍛えるものですよ」
そかー、やぁちゃん物知りだねー、とミキさんはポワワンと笑いました。
「じゃあミキさんもするー! やぁちゃんとミキさん、どっちがいっぱい出来るか、勝負だよー!」
「へ?」
「ちなみに、やぁちゃんが負けたら、ミキさんと手ぇ繋いでお買い物ルンタッタするー」
「……お買い物ルンタッタ」
なんですか、その怪しげなお買い物って。
「ミキさんが負けたら、やぁちゃんにギューってしてあげる〜」
……どっちも微妙というか、僕、元引きこもりとはいえ、男子高校生なんですけど……。
「分かったらー、よーい、スタート!」
「えええっ、もうですか?!」
「あらぁ、じゃあお母さん、測ってあげるわね♡」
……そして結局、負けるのは僕なのでした。
お買い物ルンタッタ、してきましたよ……。
どうも、緋和皐月です。
「お買い物ルンタッタ」とは?
どなたか、作者に教えてくださいw
そして今回から新章始まります。
作者のリアルの都合上、今年の冬から再来年にかけて忙しくなるようなので、今年中に完結したいですが、上手く行くでしょうか……!?




