プロローグ
ざっくりとした主人公の優の過去のプロローグです。
本編は今週に一つ更新予定です。
「見て! お母さんと同じ蒼い炎!」
「あらほんとだ、お母さんと同じね。」
この会話をした次の日、母さんは亡くなったと父さんから言われた。
その時は、何を言われたのか理解できなったし、そんなこと急に言われても受け入れる事などできなかった。
ただ、父さんの顔は下を向いたまま俺を見ることはなく、体が震えていたのは今でも鮮明に覚えている。
さらにその翌日、リビングに『ごめんな。』の一言が書かれたメモがテーブルに置かれていた。母さんが死んだ次の日から父さんを見ることはなかった。
いつも通りの日常が二日で崩壊してしまった。
周りに頼れる人などいなく、どうしていいかもわからない。
何より、この家にいる事が苦痛でしかなかった。孤独を感じるこの家が日を重ねるごとに大嫌いになっていった。
こんな思いをするのなら人との関わりを持ちたくない。孤独に生きていた方がずっと楽だ。
そう思うようになってから、俺から見える景色すべてが色のないつまらない風景でしかなく、人との関わりは避けるようになっていった。
見ていただきありがとうございます。
前書きにも書かせていただきましたが、
本編は今週アップ予定となっております。
本編から気合めちゃ入っているのでよかったら見てください!
※クマとロボ子はちょっと休憩中です。