SIDE B(師走編)
師走レトリ
理科の教師。クールな性格だが
実験になるとキャラが変わる。
どこからともなく犬を引き寄せる。
まったく、補習に遅れてくるとはな。
なかなかいい度胸してるじゃないか。
毒草でも食べさせてやろうか?
まあいい、席につけ。
実験を始めようか。今日はこの薬と薬を混ぜて
起きる化学反応を試して、二人で味見をしようか。
くふふふふっ、燃えてきたぁあああ!
いいわ、感じてきちゃった。これよ、これこれ。
あなたも感じないの?もったいないなぁ。
実験が始まると、どこかがジンジンしてたまらなくなるのぉ。
ねえ、私と一緒に実験しましょ?
試験管をそこに突っ込んでもらえる?
あぁん、いい結果が得られそう。
奥まで見なきゃわからないわよ?
そう、もっとじっくり見て。
しっかり見なきゃわからないじゃない。
あれ、どこからともなくワンちゃんが窓から来たわね。
いやん、いきなり舐めないでぇ。
犬に好き勝手に舐めまわされて、私どうしよう。
んっ、んふううう、んくっ、はあああん。
はあはあ、まだやるの?そこビンカンだからやめてぇ。
あっ、ああん、限界すぎりゅうう。
イタズラワンコに気持ちよくされちゃって、どうしよう。
何でボサッと見てるのよ。助けなさいよ。
先生の困った姿見てたいですって?いじわる。
はんっ、んうううううっ、気持ちいいよぉ。
らめらめらめ、おかしくなっちゃう。
手とか、私弱いからやめてぇ。
あっ、ああっ、果ててしまいそう。このバカ犬。
私が実験体にされるなんてぇ。あへぇぇええええ。
気がつくと、真夜中で、仕方ないから学校で一泊したのだった。