アイカ、最初の試練訪れる
「そうじゃないでしょーが!!!この老いぼれめが!!!」
「老いぼれとはなんだよ!このへっぽこ魔道士が!!!」
「な、なんですってーー!!」
「あーあ、また始まっちゃったよ…アイカとRaのケンカ~。」
この仲間のサチのおかげ?で私達はピタリと動きをとめる。
「あーー、なんかRaのせいで馬鹿みたいなことしちゃったー。」
「俺もだ。こいつの意見に賛成するのは気がひけるが、、同感。」
「「ふんっ!!」」
えっと…序盤からなんかすいません。まずは自己紹介だよね?私はアイラリズストローク・イルルパリオンザ・カルズミスカです!! え?長い?それみんなから言われるんだよなぁ…。ほんじゃあ、略して「アイカ」って呼んで!キューティープリンセスアイカちゃんって!!!……冗談ですよ、ハイハイ。
こんな冗談は置いておいて…今何があったかって?このじじぃ猫の
Raとケンカ?してたんですよぉ~。え?猫をじじぃといってはいけないってー?もぉ、めんどくさいなぁ~。実はコイツ、猫じゃなくてれきっとしたジジイ……じゃなくて魔道士なんですよー(普通の猫でいいのにさぁ…)。おまけに猫じゃありえない緑の体だし。口は悪いし…(私のせいだというのはやめてね)。Raにも本名があるんじゃないか、って?知らないよそんなの。私だって一回は聞いたことあるけど誤魔化されて教えてくれなかったもん。本人に聞いてよ。
「アイカ…お前さっきから何ブツブツ言ってんだ?きもちわりぃなぁ…それと、あとで先生からお呼びだしだぞ。どうせテストの結果が悪かったんだろ?せいぜい頑張るんだな。」
ムキーー(怒)!!!ムカつくなぁ、くそRaめ。私は一流魔道士ではないけれども、テストぐらいいい点数ですよーーだ!!
「さ……三点。」
先生からの衝撃の評価を貰って、少し凍りついた。さ、三点。
「アイカさん、いくら火魔法を使いたいからといって、自分の草魔法をおろそかにしてはいけませんよ。」
「は、はーい…すみませんでしたぁ…。」
えっと…この魔法世界ではですねぇ…魔法タイプというものが存在するのだけど…。簡単に説明すると、草、炎、水、光、毒、風…などの(まだあるけど覚えていないので一例で)タイプがあって、これは遺伝的なものも関係してくるんだけど、とりあえず私は草タイプなの。草タイプはグラス魔法を極めることになっているんだけど…。
私は炎魔法[ファイヤー魔法]を極めたいんだよ。カッコいいから!
あ、別に悪いことはしてないんだけどね?自分の属性以外の属性魔法を使うと、本来の力が弱まってしまうの。
…っていうのが先生の言いたかった内容。三点っていうのはね、自分の属性の魔法を使いなさい、という問題に対して炎魔法を使った私がいけない?んだよ。(本当は悪いと思ってないけど)そりゃあ
一流魔道士になるためにはテストを良くしないとだけどさぁ…。これだからRaにキレられるのよね、うん。
私は先生の長々とした説明を自問自答で回避したあと、頭にいつもかけている白いサングラスをスチャっとして、魔法で羽をはやして飛ぼうとしたけれど…ゲ、Raだ。逃げようとしたのバレたか。
「ゲ、ってなんだよお前…。しかも今逃げようとしただろ!これから俺との補習練習だろ!?」
あー…そんなのありましたね、うん。あははは……。
「俺だってお前なんかのコーチなんか嫌だけどさ…給料があるから辞めるわけにはいけないんだよ!!!」
あー…そうだったねー。はい、そうです。Raはグラス魔法専門でおまけに私のコーチなんですよぉ。ムカつくほどに魔法も上手くてさー。
「お前、俺の話聞いてる!?さっきから上の空でさぁ…。」
「え?さっきからなんか言ってた?」
「お前なぁ…。ほんじゃあ、もう一回だけな、お前、次の試験に合格しないと魔道士じゃなくなるぞ。」
…え?え?え??え??ど、ど、どういうこと!?
「お前どこまで頭が回らないんだ?だから魔道士失格だって言っているだろ。」
「ほ、本当に?魔道士じゃなくなっちゃうの?」
「ただの人間になるだけだ。魔法の使えない。」
これからど、どうなっちゃうの私!?
初めまして、柊茜と申します!初投稿の小説でしたが…
気ままに書いていこうと思います!
アイカたちを可愛がってやってください!
これからよろしくお願いします!
おまけに…
アイカの本名…ラナストロミッツ・クラナツメント・アイラリズストローク・イルルパリオンザ・カルズミスカです!!
長いですね…ちなみにラナストロミッツ・クラナツメントは名字です!!