俺はお姫様じゃないだよ!
さらっと思い付いたので書きました。ネタです!
なので文が荒れております。
苦手な方はUターンしてください!
ある日、男しか生まれない家系にどうしても女の子が欲しかった奥さんが大陸一番の魔術師を呼んできて無理やり息子を娘に変えてしまいました。
そうして生まれた子供は女の子だったので大層奥さんは喜びましたが、無理やり息子を娘に変えたのが影響したのか女の子はかなりの虚弱体質で五歳までは毎日ベッドの中で過ごしていました。しかし、性格は兄弟の中でも男らしく育ちました。
そうなのです。この家系には男しか生まれない代わりに長男は家事が優れるように生まれ次男は頭がよく三男は武芸に秀でそして最後の四男は男の中の男というくらい勇ましい性格をした次男と三男の良いとこを足して二で割った感じなのでした。
「だから!何度も言ってるだろ!俺は男だ!体は女に生まれても心が男なんだからしょうがないだろ‼しかも何だよいつ何時目に留まったんだ。彼処のぼんくら王子とは挨拶すらしてねぇぞ‼」
こんなに叫んでいるのは四男のいや長女のアレイシア通称レイだ。
ことの発端はある夜会にレイが偶々体調がよかったためレイのお父様が王族主催の夜会にレイを連れて行くことにしたことだった。
社交界デビューもまだだったのでこれを気にと考えたのだろう。
メイドたちに綺麗に化粧されかなりげんなりしていたレイは嫌々ながらも普通の令嬢としてその夜会に参加したのである。
しかし寄ってくる自分と同い年より上くらいのやつらがあまりに多く心は男であるレイは早く帰りたいとお父様にお願い(と言う名の脅しだったと後に父は語った。)に負け早々に帰ってきたはずだった。
後日、王家の第一王子の婚約者にしたいと言われるまでは。
これがことの発端であった。
バタバタっ
ガチャ
「大変です!旦那様!王子がルーベンス王子がこちらにいらっしゃってます!」
あわててノックもせず入ってきたメイド叱ろうとしたお父様の口が息を吐き出すと同時に何故か俺は背中を押されメイドの前に差し出された。
「アレイシア直接逝ってこい。」
おい親父逝ってこいって何だよーとアレイシアは、叫びながらメイドのズルズル王子の前に連れていかれた。
「美しい私の小鳥よ。そんなに照れないでおくれ、いくら私が君を愛しているとしても遠回しの愛の言葉まではわからないよ。」
王子の前に連れていかれたとたんにアレイシアの口から次々と疑問と暴言が吐き出されたが王子はこのように言ってあまつさえアレイシアのてを握りすぐにでも婚約しようと引っ付いてきたのだった。
「おい、バカ王子何回も言ってるだろ!俺は男なの!いくら身体が女でも男相手に好きになれとか、婚約者になれとか無理なんだよ。マジでキモいそもそも俺はあの日誰一人として王族には挨拶してねぇし!てか、出来なかったって方が正しいな。だから何で婚約者に、なれとかいきなり言われたのかわからねぇんだよ。」
この通り言葉遣いは女としては最悪だからな。とアレイシアは付け加えた。しかし王子は強かった。
「何だ私の小鳥はそんなことで悩んでいたのか?そんなもの簡単だ。あの日君を見ていた。優雅に微笑みながらも全く男を寄せ付けないその姿勢初めてとは思えないほと男のあしらい方が上手くてね。印象に残ってしまったんだよ。調べてみたらうちの騎士団長のアルマーダ家の末っ子じゃないか。身分は申し分ないし何より私の一目惚れだよ。」
だから直接ここに来たんだ。と言う王子は物凄くいい笑顔を浮かべてくださったのだった。
そんなこんなで俺アレイシア.アルマーダは婚約者として無理やり王子と婚約したのだった。
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