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漆黒の翼  作者: 荒野 埜薔薇
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始まりの神話

悪魔【マルコシアス】と契約する前のお話。

紀元前。ヘブライ王国三代目王ソロモンは、死に際に己の魔力を使い、当時人々を恐怖に陥れた72人の悪魔を封印した…この悪魔達は神殿の72の柱の真珠に閉じ込められることとなった。後にその悪魔達は【ソロモンの72柱】と呼ばれるのであった。




22世紀。地球は絶望的なことになっていた。戦争が続き、争いの絶えない世界になっていたのだ。貧困、難民、核兵器の脅威。この絶望的な争いに終止符をつけるため各国の軍は悪魔の力に目をつけたのだ。神官、教徒を軍に抜擢し、悪魔に生け贄を捧げる為一般人をさらった。人々は戦争と軍に怯える日々を過ごすのであった。


~???~

ン………ア…ココハドコナンダ?ボクハ…アァ…ソウカ…ボクハソロモンニフウインサレタンダ。ナンデコンナコトニナッタンダ…ボクハタダ…キミニツタエタカッタンダ…ソレナノニ…アクマトナッテ…ソロモンニフウインサレタンダ。ソトニデタイ…ソノタメニダレカトケイヤクシナキャ…ケイヤク…ケイヤク…


~ケンジ~ シティ1

『貴方には大切な人がいますか?残された人はいるのに貴方は勝つために全てを犠牲にするのですね…』


原澤ケンジはシティ1内にある高校の高校生である。いつもiPodを持ち歩き、暇さえあれば大好きな【稲妻ライア】の歌を聴いている。稲妻ライアとは今流行りのアイドル【sunrise(さんらいず)】のメンバーの一人である。sunriseは稲妻ライア、桃澤イロハ、藤堂セッカ、緑川ミント、青羽カイの五人組グループである。ケンジはその中の一人稲妻ライアが好きなのである。


「ライア可愛いな…いつか彼女の歌を生で聴きたいなぁ…」


「ケーンジ!!(バンッ)」


「うわっビビった…なんだよミワ…」


巻咲ミワ、ケンジのクラスメイトであり彼女である。

二人はまだ付き合って1ヶ月なのだ。


「ケンジまた稲妻ライアの歌聴いてるの?」


「うん…ライア…好きなんだ。」


「ライア格好いいよね。私はセッカちゃん推し!!」


「セッカちゃんもいいよね。澄んだ声がいい。」


ケンジとミワはお互いsunriseが好きで付き合ったのである。


「ねぇ…なんか最近この街暗くなったね…」


「あんなに活気があったのに…」


政府の【人間狩】により、シティ1は人口が1/3まで減ってしまったのだ。老若男女とわず連れていく政府軍、捕まらないためにと逃げ出す人々…ケンジ達はこう言う


『この世界は終わってると…』


~政府軍~ シティ4内地下(通称:rosa)

「ノセフ様…今回遂に悪魔と契約出来る人間を見つけましたぞ。」


神官ボルボ=ローザ、悪魔を召喚させることが出来る人間の一人であり、ボルボがその第一人者である。


「ボルボ…遂にか…その者は何処におる?」


ロリアーノ=ノセフ。政府軍の少佐である。

彼はこの【人間狩】の第一人者である。


「その者はシティ1にいます。名は原澤ケンジという男です。」


「シティ1か…よし、捕縛軍を送れ!!パル!パルは居るか?」


「は!パルザール=レオンバルト!!此処に居ります!!」


パルザール=レオンバルト。軍の指揮官である。


「お前は軍を率いて捕縛軍と共にシティ1に迎え!」


「御意!!」


「この男が…世界を救う…」


続く

僕の背中には翼がある。

だから僕は翔べる。

でも、皆僕の翼を忌み嫌う。

そんなに僕が怖いの?

僕の翼は美しい黒だった。

それを皆は言う【悪魔】だと。

僕の目は珍しい赤い目だ。

髪はブロンド、背丈は180、林檎を握り潰す握力を持っている。

嫌われるのは当たり前だよね。

でも、僕は挫けない。

何故かって…?それは…君が教えてくれたじゃないか!!

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