B-3 颯人とアリッサ
夜8時、俺は今、お風呂に入っている。
体を洗い、湯船にゆっくりつかっているのだ。
「はぁ〜。やっぱりバスタブは落ち付くな〜。」
一息ついた。
すると、バッと風呂のドアが開いた‼︎
「湯川!お風呂借りるわよ!」
「おっ、おい!今入って…」
ドバーン‼︎
何んだ、今の。人魚か⁉︎
「入んなよ!俺が入ってんのが見えねぇのか?」
「見えてるわよ。私、目は2.0でいいのよ!」
「…。」
ツッコむ所ないわ。
アリッサは颯人をじーっと見ている。
「ん〜?湯川〜ぁ。かわいいのね♡」
「は?…おい、どこ見てんだよ‼︎怒るぞ‼︎」
「も〜、怒った顔もかわいいけど、湯川ちゃんの『ゆ』もかわいい♡」
「お前なぁ。上手いこと言ってんじゃねぇよ。」
「上手い?あら、ありがと♡」
「触ってあげようか?」
「おまっ‼︎」
「大きくなるわよっ!」
「バカ!手を近づけんなって!」
「狭いんだからしょうがないでしょっ!」
「狭くない〜。ここは1人用なの〜。」
「美人のお姉さんと密着出来て嬉しいって顔に書いてあるわ。」
「ポーカーフェイスだ。」
「ということは、思っているのね。」
「あぁ。ってええ⁉︎」
「洗ってあげる。」
なぜか颯人はアリッサに体を洗ってもらうことに…
やべっ!止めてくれ〜‼︎
「湯川ちゃんの『ゆ』もきれいにしましょうね〜。あはは!」
「あっ!おいっ!止め…あっ!」
「お背中流しましょ〜♡こういうの一度やってみたかったの。日本文化?」
「はぁ。」
何んだか逆に疲れた颯人のノーバス・ノーライフ♡