過去世からつながる心の世界!
八番目の「業識」には、この世に生まれる前からのすべての善悪の業が蓄積されている。いわゆるこの世では「宿業」とか「宿命」とか呼ばれているものだ。
自分ではどうすることも出来ないこの世の善悪の運命。それは、過去世から積み重ねた身・口・意の三つによる善悪の業、いわゆる心の癖がもたらすものだ。
「因果律」と言う言葉がある。その意味は「すべての出来事は、ある原因から生じた結果のすがたで、その間には一定の必然的関係があり、原因がなくては何ごとも起こらない」ということじゃ。
この言葉は、主に物理学などの科学的法則を説明する際に基礎となるものだが、心の世界を説明する際にも非常に有効な考え方でもある。
例えば、説明が困難な現象である生まれた時点での出自による社会的、経済的、環境的、身体的、地理的、文化的…などの違いをどう説明するか?
また、宿業、宿命と呼ばれるものをどうやって乗り越える力を得るのじゃ?
それを偶然との言葉で片付けることも可能であるが、それではこの世で悩み苦しんでいる人々を救うことは出来ない。ましてやこの世界を平和にしようとなどとは…。
今まで、お釈迦様がお説きになられた一念三千の法門を修得した方は何人かいられるが、そのお一人の言葉を紹介しよう…。
「過去の因を知りたいと思うなら、その現在の果を見なさい。未来の果を知りたいと思うなら、その現在の因を見なさい」…。
この「一念三千」の法門の理解・修得は困難である。しかし、この世の皆の幸せを願うなら、先ず、この「心」の世界が過去・現在・未来に繋がっていることを信じなさい。
…
(続く「仮:根元の「無垢識」の世界へ!」)




