心の入り口と下にあるもの!
次に心の入り口について考えてみよう。
そちは先ほど「心地好い・悪い」との心と言ったが、何をイメージして思いついたのかな?
はい、それは寒い夜に暖かい毛布に包まれて寝るときの「心地好い」、良い音楽を聴いているときの「心地好い」と、逆にうるさい音を聞いたときや、汗でびっしょりしたシャツを着ているときとかは「心地悪い」です。
うん、そうだな、心の入り口とは、目・耳・鼻・口・肌を通した五つの感覚と言うことじや。
このそれぞれの器官には喜怒哀楽などの感情や心はないと思うかも知れないが、今はこれも入り口の「心」の一つと理解せよ。
この五つの器官・感覚をまとめて心の五番目の層と言う。
次に「意識」の下の層の「心」についてじゃ。
「意識」の下には「無意識」と「業識」、それから「無垢識」がある。
整理すると、ピラミッドのように上から下に向かって広大になる「心」の世界は、先ず上から「五識」(器官・感覚)、「六識」(意)、「七識」(無意)、「八識」(業)、「九識」(無垢)となる。
次に「意識」の下にある「心」について考えてみよう。
先ず、そちが表現した心の状態「嬉しい」、「楽しい」、「悲しい」、「さびしい」、「苦しい」、「幸福」、「不幸」、「怒り」を参考について。
これらの心の表現は何をイメージしたのかな?
正直どう言っていいのか分かりません。でも自分の胸に出てくる素直な感情です。
うん、そうじゃの、これらのものはどちらかと言うと主観的、感情的な心に近い。同じ場にいても、同じものを見て・聴いて・食べても、人それぞれ、好み・相手、タイミング、状況などによって異なるので、客観的な言葉では言い表し難いだろう。
これらの言葉は「意識」の直ぐ下の「無意識」が判断し出したものじゃ。
この「無意識」には、この世に生まれたときからの経験が積まれる。そちが普段意識しない「嬉しい」、「楽しい」、「悲しい」、「さびしい」、「苦しい」、「幸福」、「不幸」、「怒り」の心基準はここにあるのだ。
例えば、社会的、家庭的、地理的、経済的、性格的な様々な環境がそちが気づかないうちに、心の奥にしまい込まれている。
また、さらにその下には、「業識」がある。この心は、そちがこの世に生まれて経験したものだけではなく、そちがこの世に生まれる前からの、「生命」を受けて、幾度となく繰り返したであろうあらゆる経験が蓄積されているのだ。
お師匠様、あまりにも教えが奥深くてよく分かりません。
心の入り口については理解できました。また、無意識についても何となく理解できました。ただ「業識」がよく分かりません。
何故なら、私がこの世に生まれる前からの経験ってあるのでしょうか?
…
(続く「仮:前世から続いている心!」)




