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都市と奴隷と風呂について

 この駄文が評価を受けました。

 たった一人の評価がこんなに嬉しいとは自分でも驚きです。評価してくださった方、そして読んでくださっている方、ありがとうございます。少しやる気が出たのでちょっとだけ。



 今日は世界史の勉強と日本史の勉強を。




 人類はアフリカで生まれました。

 当時のアフリカは肥沃な大地で緑と食料にあふれていたはずです。

 その時点では人類はアフリカ中に散らばっていましたが、時とともに気候の変化でその緑も失われていきました。

 しかしナイル川周辺だけは度重なる氾濫のおかげか肥沃でしたので、緑が残っていました。すると多くの人類が川の近くに集まってきました。これが文明の始まりです。


 都市ができ、文字ができ、宗教が生まれました。人々の暮らしも平穏で、そうすると人が増えます。

 人が増えると土地がまかなえる限度を越え、そして北へと移民が始まります。アフリカからヨーロッパへです。


 まず移民は川の近くへの教会から始まります。ですから古いヨーロッパの都市の形は町の中に川があり、教会を中心としてその周りに住居があり、さらにその周りに畑がある、というものになります。この教会は領主を兼ねていたこともあるかもしれません。


 今のヨーロッパの都市は形が変わりすぎて、残っているのは川ぐらいでしょうか。小説の中に出てくる都市も王都はいざ知らず、辺境の町や少し人が多い程度の街ならこの形であるべきだと私は思います。



 周りの畑の収穫だけでは街の人口をまかないきれなくなった都市群は、ほかの都市と戦ったり仲間を作ったりしながら大きくなりやがて国を作ります。そして畑が足らないならよそで作ればいいじゃんとばかりにアフリカへ行き、そこを植民地にしてしまいます。そこから奴隷が生まれます。




 私たちは奴隷というとすごい過酷な生活を強いられた不遇な状況を想像しますが、それはなぜでしょう。それは近代の歴史のせいだと思います。


 第一次大戦の英国は当時植民地のインド人を戦争に大量に投入しました。詳しい数字はわかりませんが、イギリス人よりインド人の死者の数字が多かったように記憶しています。

 植民地を作る過程でも、戦争を仕掛け虐殺などをしてきた西洋の歴史はやはり野蛮としかいえません。



 しかし大航海時代前の中世の奴隷はそこまでひどい扱いは受けていなかったようです。奴隷を禁止していた国もあったようですし、婚姻などもしてある程度の暮らしも出来ていたようです。ですからいくらファンタジーでも少し皆さん過酷にしすぎだと思います。




 蛇足ですが明治維新、武士たちはなぜ西洋人を野蛮だとして、攘夷などと叫んでいたのでしょう。それは彼らが奴隷を船に積んでいたからだと思われます。それをはっきり書いた文章に出会ったことはないですが、当時の日本に奴隷は居ませんでしたから、それはすごく野蛮な行為に思えたに違いありません。

 もちろん日本にも奴隷制度はありましたが、平安時代にまでさかのぼり、江戸時代には身分制度はあっても奴隷は居なかったようです。




 さて日本人ならお風呂と、小説には良く出てきますが、西洋人もローマ時代にはちゃんとお風呂に入っていました。

 街中で便をして放置するなど、中世ヨーロッパの汚さは有名ですが、ローマ時代には上下水道もあり、公衆衛生の概念も伺えますが、時代とともにそんなものはなくなり、風呂もなくなります。

 その理由は疫病や疾病です。

 公衆衛生の概念のない彼らが共同で風呂に入れば感染拡大は目に見えてます。次第に風呂にはいると病気になるといわれ禁止して国もあったようです。ですからその辺の忌避感も書いてもらわないと、ファンタジー小説でも少し違和感を感じます。料理でもそうですが、風呂はいいだろう、料理はうまいだろうと、ある意味日本自慢が多い気がします。





 あまり掘り下げることが出来ませんでした。すいません。




 

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