98話 月への切符
組長さんは重苦しい空気の中、粛々と話し始めた。
「今から月に攻め込む、うちの組からは数十人、そして月文明にいた元前線基地部隊の奴らも加わる、そしてゲリラ軍としてセリア・フローズンがいる、今集まっているのはその人の呼びかけがあったからだ」
そして作戦内容を伝えられた。
「まずこの機械2機……名前はなんだ?」
それに対し、シェディが答えた
「デサイアー1号とデサイアー2号、英語で希望ってこと」
「そうか、その2機に月宮、そしてシェディが乗ってもらう、万が一、破損して動かないと判断したのなら即帰投せよ」
「あいあいさー!」
シェディは何やら興奮しているが……
「そして先に透明化、そして時止め持ちのフローズン、レイ、ペサディアの3名にクリアリングを頼んでもらう、それに続き、うちの組の盾部隊、それに続いて他の人たちも来てほしい」
「じゃ、行ってきまーす」
ペサディアは真っ先にゲートをくぐった。
「……いいだろう、じゃ、先発部隊は向かってくれ」
「分かったよ」
そうして私は時を止め、太ももに巻き付けてあるガーターベルトからナイフを取り出した。
(これで大半の奴をぶっ潰す)
そうして私たち、地球人と月文明との宇宙戦争が始まった。私はゲートをくぐり、集中力を高めた。
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