94話 回復役必須
連れてきたのは倉敷だった。
「みんなどうしたの?」
「耳おかしいんだ」
「耳がおかしい……いったん治してみるね」
ペサディアの耳に倉敷の手が触れた、おまけに耳をモミモミし始めた。
「ねぇ、耳のモミモミは必要?」
「ただ柔らかいなって」
そうして他の人たちの鼓膜が治った。
「しかし、そのシャウトボイスだっけ、俺の耳、即潰れたんだが」
「そうか、それはお疲れさまとしか言いようがない」
そして月宮とシェディを地上に残し、私たちは一旦バンカーに避難した。
「……あの音の暴力、どうにかならないの?」
「さぁ……」
「俺の見たシェディではなかった……同じ波長の奴が居れば調子を乗るのは知ってたが……あれほどまでとは」
「リーダーが想定していた威力より強かったんだね」
「そうだ……未だ耳鳴りしてるんだ……」
カサリーネは物凄く大変そうだったが私とペサディアは家に帰った、だが本当に耳鳴りが酷い……あの音の暴力を受けたからなのかな……
「ただいま~」
「おかえりー、って大丈夫!?髪型が変だよ!?」
「あー、これは……何だろうな」
どうやらあの音の暴力を受けた時、髪型も変わるらしい。どういうメカニズムなんだ?
「しかし、最終決戦の日は近いか」
ペサディアはこういった。
「そうだね……それにあの13人たちの因縁も、晴らさないとな」
そうして私たちは13人の因縁……そして私たちの地上を奪還するために決戦準備を進めた。
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