91話 何となく状況を理解
腐った牛乳の処理を終わらせ、とにかく落ち着かせた。
「さて、ここは何処?」
「バンカー」
「それで、私は何やってたの?」
「メカトロンに乗ってた」
「ワァオ……」
その人は全く自覚が無くメカトロンを操縦していたらしい。するとペサディアはその人の口に指を突っ込んだ。
「その前に……うん、口は温かいね」
「どうして口から体温を測ってるの?」
「だってこいつの腕と足、それと首と胴体……顔と内臓以外ほぼ機械なんだ、それで体温を測れるのは口だけってね」
「ふほー」
「どんな思考をしてたら頭以外を機械にしようと思うんだよ……」
「あっ、口に入れた指をしゃぶるなー」
「ふへへへ」
「それとさ、シェディ、カサリーネの元に戻らないかって言われてるけど、どうするんだ?」
「うーん、実験体の元に戻れるなら、いいよ」
「実験体……リーダーの事を実験体って呼ぶなよな」
「えへへ」
そうして私とペサディアはシェディっていう人をカサリーネの元に連れていった。
「ほら、連れてきたぞ」
「治すの速いんだよな……なんだ?クローンじゃないよな」
「違うよ、体の傷を治すレガリア使いがいるの」
「そうか……」
「よっす、実験体さん」
「リーダーな……今はリーダーじゃなくカサリーネだが」
「そういえば、研究上は何処に?」
「あー、爆破された」
「じゃ、実験データは?」
「多分一緒に木っ端だな」
「そんなぁ~」
「ちなみにどんな研究データだったんだ?」
「フィウニが耐えれる熱やチェルモネのDOROの原子配列とか、ちなみに実験体さんの頭に旗を生やす実験データもあるよ」
「だから頭が痛くなって起きる日があったんだな……」
恨みがましい視線をシェディに送っていたがまんざらでもないようだ。
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